観光・体験・遊び
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北陸 | 富山
富山市ガラス美術館
「富山市ガラス美術館」は、建築家・隈研吾が手がけた複合施設「YOYAMAキラリ」内にあるミュージアムです。「ガラスの街とやま」として人材育成や芸術振興に注力している富山市が、30年以上にわたり収集してきた現代ガラス作品を展示しています。
現代ガラス作家の巨匠デイル・チフーリの空間を利用した芸術作品をはじめ、国内外の有名作家によるインスピレーション作品など、作品を通してガラスの新たな魅力が発見できますよ。コレクション展では定期的に作品を入れ替えて展示しているので、何度訪れても楽しめるのも魅力のひとつです。 -
関西 | 兵庫・神戸
神戸市立博物館
建物自体が昭和の名建築といわれ、登録有形文化財にもなっている「神戸市立博物館」。旧居留地の中心に位置するミュージアムで、国宝や重要文化財といった貴重なコレクションなどを常設展示しています。展示物から、神戸港とともに発展してきた神戸の街や文化を知ることができるでしょう。
また、「神戸市立博物館」では定期的にさまざまな展覧会が開催されています。神戸に関する特別展や海外の有名絵画を集めた企画展など、注目度の高い展示も数多く行われているので、訪れる際はどんな展覧会が開催されているのかをチェックするのがおすすめ。
レトロな建物や史跡が多く残る旧居留地は、「神戸市立博物館」以外にも、数多くのショップが軒を連ねています。周辺散策をするだけでも楽しめるので、ぜひ訪れてみてください。 -
東北 | 青森
青森県立美術館
青森県立美術館は、青森市郊外に位置する現代アートと地域文化が融合した美術館で、青森観光でも特に人気の高いスポットです。地元出身の世界的アーティスト奈良美智(なら よしとも)の作品をはじめ、棟方志功(むなかた しこう)や成田亨(なりた とおる)など、青森にゆかりのある芸術家たちの貴重な作品が多数展示されています。
最大の見どころは、奈良美智氏の代表作でもある巨大な「あおもり犬」。屋外に展示されたインパクト抜群の白い犬の彫刻は、撮影スポットとしてSNSでも話題を集めています。また、国内外の多彩な企画展が開催されており、訪れるたびに新しいアートとの出会いがあります。
館内は、隣接する三内丸山遺跡を意識したデザインで、建築そのものが芸術作品のよう。広々とした白い空間が印象的で、静かな雰囲気の中でアートをじっくりと鑑賞することができます。 -
東北 | 青森
ねぶたの家ワ・ラッセ
青森市の人気観光スポット「ねぶたの家 ワ・ラッセ」は、青森の伝統行事「青森ねぶた祭」の魅力を一年中体感できる体験型ミュージアムです。JR青森駅から徒歩すぐというアクセスの良さもあり、青森観光の定番スポットとして国内外の旅行者に高く評価されています。
館内では、実際に青森ねぶた祭で使用された大型ねぶたを間近で見ることができ、迫力満点の展示が圧巻。また、ねぶた囃子や跳人(ハネト)体験など、祭りの熱気を肌で感じることができます。子どもから大人まで楽しめるインタラクティブな展示が豊富で、青森の歴史や文化を楽しく学べるのも魅力です。
青森駅周辺の観光や、ねぶた祭を体験したい方には特におすすめ。館内にはお土産ショップやカフェも併設されており、ねぶたにちなんだ限定グッズも購入可能です。 -
中国 | 広島・宮島
大和ミュージアム(呉市海事歴史科学館)
広島県呉市にある「大和ミュージアム(呉市海事歴史科学館)」は、日本の近代化とともに歩んできた呉の歴史や、それを支えた造船・製鋼などの科学技術を、実物資料や模型、映像などを通して紹介する博物館です。
館内の目玉は、全長26.3メートルにもなる**10分の1スケールの戦艦「大和」**の精巧な模型展示。さらに、零式艦上戦闘機(ゼロ戦)、人間魚雷「回天」、特殊潜航艇「海龍」など、いずれも本物の実機が展示されており、迫力あるリアルな展示空間が広がります。
屋外には、潜水調査船「しんかい」や戦艦「陸奥」の主砲といった大型実物資料が並び、芝生広場や戦艦「大和」の実寸大を体感できる公園も整備されています。
また、併設のカフェ「BEACON(ビーコン)」では、当時の海軍食を再現した「海軍激闘カレー」などを味わうこともでき、歴史を学びながら楽しめる充実のスポットです。戦争遺産としての側面だけでなく、科学技術や造船の発展の軌跡を体感できる貴重な場所です。 -
北陸 | 福井
福井県立恐竜博物館
福井県立恐竜博物館は、2023年7月にリニューアルオープンした国内最大級の恐竜博物館です。銀色に輝くドーム型の建物内には、「恐竜の世界」「地球の科学」「生命の歴史」という3つの展示ゾーンがあり、広さ約4,500㎡の展示室には50体以上の恐竜骨格標本や数千点に及ぶ標本、大型復元ジオラマや映像資料が揃っています。恐竜ファンはもちろん、家族連れや学びを深めたい人にとっても充実した内容で楽しめるスポットです。
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鳥取 | 鳥取
砂の美術館
鳥取砂丘の雄大な自然が生み出した造形美に、人の手による芸術が融合した場所——それが「砂の美術館」です。
2006年11月18日、世界初の「砂」を素材とした彫刻作品を常設展示する美術館として開館しました。
総合プロデューサーを務めるのは、世界的な砂像彫刻家・茶圓勝彦氏。彼のもとに毎年海外から著名な砂像アーティストが集い、世界各国をテーマにした壮大な砂像を制作。圧倒的なスケールと緻密な技巧によって、“砂”という儚い素材が、見る者の心を揺さぶる芸術へと昇華されます。
「砂の彫刻はいつか崩れ去るもの」という儚さが、逆にその一瞬の美しさをより鮮烈に感じさせてくれる——そんな感動と出会える場所です。鳥取砂丘を訪れるなら、ぜひ併せて体験したい唯一無二のアートスポットです。 -
九州 | 種子島
種子島開発総合センター 鉄砲館
鹿児島県・種子島にある「種子島開発総合センター 鉄砲館」は、日本に鉄砲が伝来した歴史を学べる貴重な博物館です。1543年、ポルトガル人が種子島に鉄砲を伝えたことで、日本の戦国時代に大きな影響を与えました。鉄砲館では、その歴史的背景や当時の生活文化、火縄銃の複製・実物資料などを豊富に展示しており、観光客や歴史ファンに人気のスポットです。
館内では、火縄銃の構造解説や鉄砲の製造工程も紹介されており、子どもから大人まで楽しめる内容となっています。また、種子島の伝統文化や自然、宇宙開発(JAXA種子島宇宙センター)に関する展示もあり、種子島の魅力を総合的に体感できます。 -
四国 | 徳島
大塚国際美術館
徳島県鳴門市にある大塚国際美術館は、世界でも珍しい陶板名画専門の美術館で、日本最大級の展示スペース(延床面積29,412㎡)を誇ります。大塚グループが創立75周年記念事業として設立し、2000年以上の時を超えて受け継がれる西洋の至宝を、特殊技術で原寸大に複製した陶板作品として展示しています。
展示されているのは、世界25カ国・190以上の美術館が所蔵する名画1,000点以上。古代壁画から現代アートまで、まるで実際の美術館を巡るかのような臨場感で体験できます。気候や光による劣化がない陶板アートだからこそ、名画の本来の美しさと迫力をいつでも楽しめるのが魅力です。
日本にいながらにして、世界の美術館を巡るような感動を味わえる大塚国際美術館は、アートファンはもちろん、家族連れや観光客にもおすすめのスポットです。 -
四国 | 愛媛
タオル美術館
今治市は日本国内でタオルの生産量の約60%を占める、タオルの世界的な産地として知られています。この地域に位置するタオル美術館は、他に類を見ないユニークな施設で、製造工程の展示や美しいタオルアートを楽しむことができます。
美術館内には、豊富なタオルコレクションを取り揃えたショップ、カフェ、レストラン、さらにヨーロピアンガーデンも完備しており、訪れる人々に癒しのひとときを提供します。特に注目すべきは、有料エリアのギャラリーで、常設展には「ムーミンの世界」や「キャシー中島の世界 ~ハワイの風をあなたに~」といったテーマに基づいた作品が展示されています。
さらに、期間限定の企画展も随時開催されており、年間を通して新鮮な気持ちで訪れることができるスポットです。タオルアートの魅力を堪能しながら、歴史と文化が息づく美術館をお楽しみください。 -
中国 | 出雲・島根
足立美術館
島根県にある足立美術館は、横山大観をはじめとする近代・現代日本画の名作や、北大路魯山人の陶芸、童画、漆芸、木彫など多彩な美術品を所蔵する人気の美術館です。特に有名なのが、約50,000坪の日本庭園で、アメリカの日本庭園専門誌で2003年から連続して「日本一」の評価を受けています。四季折々の風景が館内からも楽しめ、その景色はまるで絵画のよう。館内には茶室「寿楽庵」があり、純金の茶釜で点てたお抹茶を味わえる体験も人気です。「福を招くお茶」として多くの観光客が訪れるスポットでもあり、自然と芸術が融合した癒しの空間として高い評価を受けています。
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中国 | 岡山
大原美術館
岡山県・倉敷美観地区に位置する「大原美術館」は、1930年(昭和5年)に創設された日本初の西洋美術を中心とする私立美術館です。倉敷の実業家・大原孫三郎が、文化振興と芸術の普及を目的に設立し、以来多くの人々に感動を与えてきました。
本館では、エル・グレコ作《受胎告知》やモネの《睡蓮》、ルノワール、ゴーギャンなど世界的巨匠の名画が数多く展示されています。ほかにも、古代エジプト美術や西洋・日本の近現代アートなど、約3,000点にのぼる貴重な美術品を所蔵し、そのコレクションの質と量は国内外でも高く評価されています。
歴史ある町並みが魅力の倉敷美観地区の中心に位置するため、観光と合わせてアート鑑賞も楽しめる絶好のロケーション。美術ファンはもちろん、倉敷を訪れるすべての人におすすめしたい観光名所です。