5月の沖縄の平均気温は7月の東京とほぼ同じぐらいで、さらに北にある青森なら8月に近い数値です。上旬はまだ4月の延長で穏やかにすごせる日も多いですが、中旬頃までには梅雨に入り、大量の雨が降ります。本州と違い、長時間降り続くことはあまりありませんが、5月の魅力的なイベントを快適に楽しむためには、この雨による蒸し暑さを意識して服装を考える必要があります。
5月の平均気温 | |||
平均 | 最低 | 最高 | |
沖縄気温 | 24.0℃ | 21.8℃ | 26.7℃ |
東京気温 | 18.2℃ | 14.0℃ | 22.9℃ |
過去4年間5月の沖縄・奄美への台風接近数 | |||
2019年 | 2020年 | 2021年 | 2022年 |
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日本全体で見れば、5月はゴールデンウィークのあるレジャーに向いた月。そして、沖縄にとっては「那覇ハーリー」という大きなイベントのある月です。
ハーリー(※糸満のように「ハーレー」と呼ぶ地域もあります)とは、旧暦の5月4日に行われる爬竜船(はりゅうせん)によるレースと、それを盛り上げる祭りのことです。大勢の漕ぎ手を乗せた船が勝利を求めて競い合う姿を見れば、思わず声を出して応援したくなるはずです。また、舞台となる漁港では屋台やイベント用のステージを巡って、お祭り気分を味わうこともできます。
沖縄のイベントの多くは旧暦を基準とするため、ハーリーも5月末~6月中旬に行う所が多いのですが、那覇ハーリーは県外からの観光客への配慮から、毎年ゴールデンウィークに重なるタイミングで3日間(主に5月の3・4・5日)行われます。これを目当てにゴールデンウィークに沖縄旅行を計画するのもおすすめです。那覇のハーリーを見ると、他の地区や離島のものにも興味が湧くかもしれません。その場合は必ず見学に行く年の開催日時を確認しましょう。
ゴールデンウィーク以降は梅雨入りする可能性が高いため、沖縄旅行はためらわれますが、誰もがそう考えるこの時期は、旅費が最も安くなります。雨との上手な付き合い方を考えてから出発すれば、沖縄を最安値で楽しむことができるでしょう。
関東から北の梅雨は6月に入ってからで、四国や九州でも5月末~6月初めですが、沖縄の梅雨入りはそれよりも早く、過去のデータでは、多くの年で5月5日から15日の間となっています。つまり、ゴールデンウィークの終わり頃や、その後です。20日頃まで遅れることもありますが、5月後半に沖縄旅行を計画しているなら、梅雨に入っているという前提で行動計画を考えた方が良いでしょう。雨も嫌なものですが、湿度が上がることによる蒸し暑さにも要注意です。
この時期の沖縄では、太陽はすでに夏の輝きを持っています。雨が降った後には、濡れた地面を乾かしてくれる反面、湿度も上げてしまうという困った部分もありますが、晴れている時には海水を温め、泳ぎやすくしてくれる頼もしい存在です。
そろそろ気になる台風の接近回数は、4月よりは増えるものの、まだそれほど多くありません。とはいえ、9月頃に比べ勢力が弱いとされるこの時期でも、やはり台風は脅威です。最低限の警戒だけはしておいた方が良いでしょう。
朝や夜でもそれほど寒さを感じないこの時期は、気温だけを考えるなら一日中半袖・半ズボンという格好でも大丈夫です。しかし、他の地域と違い、沖縄ではこの時期にはもうホテルや各種施設で冷房が効いています。暑そうだからといって、本当に半袖だけしか持っていかないと、すこし身体を冷やしてしまうかもしれません。 また、外を歩いていても、不意に雲が切れて強い日差しを浴びると、半袖ではつらく感じることもあるでしょう。風通しが良く、持ち出しやすい上着があれば、冷気も強い紫外線も防ぐことができます。冷えやすい方は、それに加えてホテルに置いておくための若干厚めの上着や薄手の長ズボンなども用意しておくと安心です。 もちろん冷房の無い場所に行けば途端に蒸し暑くなりますから、「しっかりした上着を一枚だけ持っていく」という選択は避けた方が良いでしょう。
4月22日(日)~5月7日(日) | 伊江島ゆり祭り |
- | スツウプナカ |
- | 金武町たんぼフェスタ inネイチャーみらい館 |
5月3日(水)~5月5日(金) | 那覇ハーリー |
- | 奥ヤンバル鯉のぼり祭り |
5月3日(水)~5月7日(日) | 沖縄こどもの国フェスティバル2023 |
5月5日(金) | こどもまつり「こども琉球芸能奉納」 |
5月13日(土) | KURAMA BLUE CUP in ZAMAMI 2023 |
- | 多良間島ピンダアース大会 |
5月27日(土) | 2023 オーシャンカップ宣野湾~久米島 ヨットレース |