5月と6月、8月と9月という沖縄で雨が増える二つの時期に挟まれた7月。しかし、降水量はピークの半分ほどと、非常に少なくなっています。晴天から不意に雨が降ることはありますが、月の大部分はイメージどおりの真夏の沖縄を満喫できるでしょう。気温もこの7月・8月が最も高く、海で遊ぶには最適な時期と言えますが、その分、強い日差しと暑さ対策は厳重に行う必要があります。
7月の平均気温 | |||
平均 | 最低 | 最高 | |
沖縄気温 | 28.9℃ | 26.8℃ | 31.8℃ |
東京気温 | 25.0℃ | 21.8℃ | 29.2℃ |
過去4年間7月の沖縄・奄美への台風接近数 | |||
2019年 | 2020年 | 2021年 | 2022年 |
1回 | 0回 | 1回 | 2回 |
雨が少なく、気温も高い7月の沖縄には、全国から数え切れないほどの観光客が押し寄せます。あらゆる意味で、沖縄が最も「熱く」なる時期と言えるかもしれません。大人気の月だけに混雑は避けられず、コストも高くなりがちですが、それを考えても訪れる価値はあります。沖縄の海の素晴らしさや、そこでのレジャーなどは、あらためて説明するまでもないでしょう。パスポート無しで行ける手軽な南国で、プールや近場の海では味わえない感動があなたを待っています。 日本の夏の風物詩と言えば、夜空を明るく輝かせる大輪の花火です。それはここ沖縄でも変わりません。県内の各所で花火が打ち上げられますが、中でも「海洋博公園サマーフェスティバル(海洋博公園花火大会)」は最大級の花火イベントです。沖縄という特別な場所で見る花火は、いつもより美しく見えるのではないでしょうか。 また、若者も多く集まるこの時期には、ロックフェスなども行われます。会場に集まった観客たちの熱気は7月の暑さに負けないほど強く、そこに響く歌声は沖縄を大いに盛り上げてくれます。
冬でも他の地域より暖かい沖縄。真夏の7月にはどれほど暑くなってしまうのか、心配される方も多いのではないでしょうか。実は、夏の最高気温は東京とそれほど違いがありません。これは海から吹く風が気温の上昇を防いでくれるためで、沖縄に住んでいる方が他の地域に遊びに行くと、かえって暑く感じるという話もあるほどです。とはいえ、日差しはまさに南国という勢いでジリジリと肌を焼いてきます。ちょっとした日陰でも、直射日光を避けることができれば楽になりますから、無理に慣れようとせずに、そうした場所を探しながら行動しましょう。
7月にも台風が接近することはありますが、8月や9月に比べればその回数は少なめです。1956年から2016年までの60年間のデータを見ても、7月は0回という年がたびたびありますし、3回以上接近した年は、たった10年だけです。ただし、2002年の6回・1987年の5回のように、7月だけに台風が集中してしまった年もあります。あらかじめ長期予報などで、その年が平年と同じような状況なのか、それとも特殊な状況になっているのかを確認しておくと良いでしょう。
基本的には沖縄ということを特に意識せず、普通に真夏の海に遊びに行く時のような格好で大丈夫です。ただ、日差しの強い沖縄では、半袖・半ズボンが必ずしも正解とは言えません。あまり熱がこもらない、薄く、風通しの良い生地なら、長袖で直射日光を遮った方が楽になる場合もあります。また、あまり肌を焼きたくない場合にも長袖が必要となるでしょう。 その他、7月はサングラスや日傘、帽子など、目や肌を紫外線から守るアイテムの重要性も増します。こうした小物は実用的な意味でも役に立ちますが、薄着のため、個性が出しにくいと感じた場合にも、ファッションの小道具として使えます。 人目も多い7月の沖縄で、快適さとオシャレさの両立を追求してみるのもおもしろいかもしれません。
- | ピースフルラブ・ロックフェスティバル2023 |
- | 第1回 支度衣装展覧会 |
- | ジャパン・ビアフェスティバル沖縄 |
- | 全沖縄子どもエイサーまつり |
- | 漢那ダムまつり |
7月7日(金)~7月8日(土) | 日本最西端与那国島 国際カジキ釣り大会 |
7月下旬頃 | 鯨海峡とかしきまつり |
7月下旬頃~(夏休み期間中の毎週土曜日)予定 | 夜の動物園 サタZOOナイト |
7月下旬~8月上旬頃 | 黒島豊年祭 |