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伊豆大島旅行のベストシーズンは?オススメの時期を紹介します
記事作成日: 2019-07-02
港区の竹芝からジェット船に乗れば、2時間前後で到着できる伊豆大島。気軽に遊びに行ける場所でありながら、豊かな自然を満喫できる島として人気があります。釣りやサイクリング、あるいは目的地を決めない散策など、島内でのすごし方はさまざまです。
その多くは季節をそれほど選びませんが、海で遊べる時期は限られます。海遊びを中心に考える場合、伊豆大島旅行のベストシーズンは7~8月です。その理由や代表的なビーチなどを、簡単にご説明します。
ベストシーズンは7~8月!青い海で遊ぼう!
伊豆大島の1年間の温度変化は、都心とそれほど大きく変わりません。しかし、降水量はかなり多く、1.5~2倍ほどになる月もあります。6月もその一つで、天候の不安定な日が続きます。気温的には問題が無い日でも、海で楽しく遊ぶのは少々難しい月と言えるでしょう。
7月に入り、梅雨の時期が終わると、本格的なマリンレジャーの季節となります。こうした島ならではの、突然の(一時的な)雨はあるものの、青い空の下に広がる美しい海で、海水浴やダイビングなどを楽しむことができます。
伊豆大島へ行くジェット船や大型客船は、島の北側の「岡田港」と、西側の「元町港」を利用します。この二つの港には、それぞれ「日の出浜」と「弘法浜」というビーチがあります。
いつも海面が穏やかな日の出浜は、小さなお子様が安心して遊ぶことのできるビーチです。
一方、弘法浜にはスライダーや流れるプールなどもある無料の「弘法浜サンセットプール」が併設されていて、海だけでなくこちらでも楽しい時間をすごせます。
さらに、どちらの港からもほぼ等距離(※車で15分ほど)の場所には、噴火によって海底にできた大小のアーチが印象的な、「野田浜」という有名なダイビングスポットもあります。
伊豆大島の魅力は、海だけではありません。島の中央にそびえる「三原山」も、多くの旅行者が訪れる、代表的な名所です。1~2泊するなら、こちらも旅行計画に入れたくなるかもしれません。
しかし、真夏のトレッキングは他の季節より体力を消耗します。比較的短い時間で散策できるコースもある三原山でも、油断は禁物です。特に、長時間コースを選ぶ場合は、爽やかな風の吹く秋や、梅雨に入る前の春に訪れることを考えてみても良いでしょう。
9月に入っても、島の気温が急激に下がることはありませんが、再び降水量が増えます。
1991~2018年の約30年間の、伊豆諸島・小笠原諸島エリアへの台風接近数を見ると、「7~8月:0~2回(※0の年も多い)」「9月:0~3回(※大部分の年が1~2回)」となっています。「台風が急激に増える」というほどではありませんが、この数字を見る限り、9月の方が天気が崩れやすいと考えられます。
6月と9月がこのような状況のため、悪天候という不安を感じずに伊豆大島の海で遊べるのは、7~8月ということになります。
2~3月は椿が楽しめる!
伊豆大島の中に約300万本も自生していると言われる椿。島の人々は、この花をさまざまな形で利用し、共に生きてきました。その椿を主役として、毎年1月の下旬から3月の下旬にかけて開催される「椿まつり」は、伊豆大島の一大イベントです。
他の季節に伊豆大島を訪れても、写真やドライフラワーのような形でその姿を見ることはできますが、咲き誇る花から生命力を感じられるのは、この時期だけです。
動物園と植物園のある「都立大島公園」や、ゴーカートやパターゴルフも楽しめる「椿花ガーデン」といった観光スポットの中はもちろん、移動中にも椿の写真や動画を撮りたくなってしまうかもしれません。