この記事を書いた人 トリッパー編集部
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スキーバスに参加する際のマナーや注意点を教えて!
記事更新日: 2022-02-17
格安で便利、身近な駅などから現地スキー場まで一直線に行くことができるスキーバスは、学生さんなどを中心にますます注目が高まっています。
昨今はマイカーを持たない方が増えていますが、車でしか行けないようなゲレンデにも、スキーバスなら安心して訪れることができます。もちろん、雪道運転の心配もなし!
でも、初めてバスツアーに参加する場合、いろいろとわからないことがあって……という声も聞かれます。心配することはあまりなくて、普通の配慮ができればだいたい大丈夫なのですが、今回はそんな方にもより安心して参加していだけるよう、スキーバスツアー参加時の流れやマナーや注意点、持っておきたい便利グッズなどをまとめてみました。
目次
■乗車までの流れ
特に大きな駅では、多数のツアーバスがやってきます。自分の乗るバス会社や到着時刻、集合場所、行き先を間違えないようしっかり確認しておきましょう。
バスが到着したら、アナウンスがあるので遅れずに乗車位置へ向かいます。運転手さんが受付をしてくれるので、預ける荷物があればその際にトランクに積んでもらいます。あとは、指定された座席へ行けばOK。
大きな荷物は置くスペースがあまりないので、車内持ち込みは最低限の手荷物だけにしておいたほうがいいです。貴重品は身につけておきましょう。
■他の利用者への配慮を忘れない
基本的なマナーへの考えはこれだけでいいでしょう。長時間をひとつの車内で、他人同士が過ごすのですから互いに思いやりをもって行動することが大切です。
具体的な内容をチェックしていきましょう。
音や匂いなどに気を配る
夜行バスでは、睡眠をさまたげないよう静かに過ごします。音楽プレイヤーの音漏れや、スマートフォンの着信音に気をつけましょう。マナーモードにしていてもアラームだけは鳴る設定になっていることもあります。乗車したら、スマホの設定をチェックしておくと安心ですね。
また、特に朝出発のバスでは、車内で朝食をとる方が多いですが、このとき匂いの強いものや、スナック菓子などの音がする食べ物を選ぶことは避けましょう。パンやおにぎりなどがおすすめです(現在、感染症対策で車内での飲食をお断りしている可能性もあります。その際はSAなどで食事をとりましょう)
リクライニングは一声かけて
長時間乗車では座席のリクライニングが必須ですが、このときにも注意ポイントが。後ろの座席の方に、倒していいか一声かけておきましょう。後ろの方が飲み物をカップホルダーに差していたりすると、こぼしてしまうかもしれませんし、また足が圧迫される、荷物がつぶされるなどでトラブルに発展することがあります。
知らない同士で声をかけるのはハードルが高く感じて、到着まで倒さずに我慢してしまう方もいますが、みなさんお互い様なのでぜひ気軽に声をかけあって快適な旅にしましょう。
前の座席に足をかけない、押さない
これは意外と気付いていない方がいらっしゃるのですが、前の座席の背もたれって思っているより薄いです。ここに膝や足をかけたり、荷物をぐいぐい突っ込んでしまうと結構ダイレクトに背中に響いてしまっています。足などがつい当たってしまったときは、ひとことあると気持ちよく過ごせるでしょう。
マスクして、おしゃべりは控えめに
大きな声でのおしゃべりは、周りへの迷惑になってしまいます。また、現在では感染症対策としても気をつけなければならないポイントですね。もちろん、マスク着用を守るのも大事です。マスクは、車内の乾燥からも喉や鼻を守ってくれますよ。
トイレ休憩の注意点
トイレ休憩の際、特に夜間によくあるのが「自分の乗るバスを見失った」という迷子の体験談です。夜のSA駐車場は、暗い中で同じようなバスが多数停まっています。降りる際に、バスの外観や特徴、停まっている位置やナンバーをしっかり確認しておきましょう。寝ぼけていると、ついつい忘れがちだけど大事なポイントです。
また、バスを降りる際はスマホや財布など貴重品は持って降りてください。もしも迷子になっても、スマホがあれば緊急連絡も可能ですね。戻ってくるまでの時間もしっかり確かめて。みんなで時間を守ることでスムーズな運行ができ、到着の遅れを避けることにつながります。
■持っておくと快適度アップな便利グッズ
アイマスク
よる出発の場合、車内は消灯しますがトイレ休憩のたびに電灯が着くので目が覚めてしまいます。アイマスクがあればかなりまぶしさを軽減できますよ。朝出発でも仮眠を取りたい方には必須アイテムですね。
耳栓
おしゃべりは控えめに、とは言っても音が気になるタイプの方はぜひ持っていきたいのが耳栓です。ただ、山道を登っていくと気圧で耳が痛くなるときがあるので、ときどき外してみたりドリンクを飲むなどして、耳抜きをしておくと安心です。
ブランケットや上着
今、感染症対策によりブランケットの貸し出しがないバスがほとんどです。足元が冷えがちなひとはブランケット、また脱ぎ着がかんたんな上着を持って入って、体温調整をできるようにしておくのが大事です。車内の温度は座席によってもかなり違っており、ある程度は自分で調整するしかありません。
座席上に冷暖房の吹出口があるので、向きや風量を変えることも可能です。特に前方の座席はトイレ休憩のたびに外気が入ってきやすいので、寒さ対策を。
ネックピロー
眠るならぜったいあったほうがいいのがネックピローです。百均でもいろんなタイプが売っています。ふくらませるタイプなら、かさばらずに持ち運び便利。これがないと、首が痛くて眠れなかったり、寝違えてしまったりする可能性大です。
充電器とモバイルバッテリー
スマホやデジカメなど、移動中にしっかり充電しておくと安心です。USBタイプなのか、コンセントタイプなのか、自分の乗るバスの設備をあらかじめ確認しておくのがおすすめです。差し込み口のないバスなら、モバイルバッテリーを持って乗りましょう。
着圧ソックス
むくみやすい女性におすすめなのが、着圧ソックスです。帰路で疲れ切った足は、特にむくみやすく、だるさの原因に。着圧ソックスがあれば、むくみ解消&冷え対策が同時にできちゃいます。トイレ休憩のとき、屈伸するのも有効ですよ。
酔い止め薬
普段あまり車酔いしない方でも、スキー場は山の上にあることが多く、ぐねぐねした山道で酔ってしまう場合もあります。念の為、酔い止め薬を持っていくと安心です。「アネロンニスキャップ」など、酔ってからでも効くタイプを選びましょう。