旅行で雨に降られたら?あきらめないために考えたいこと

旅行で雨に降られたら?あきらめないために考えたいこと

記事作成日: 2022-09-29

旅行で雨に降られたら?あきらめないために考えたいこと

見知らぬ街を歩く、地元の人々と語らう、野山の美しさに時を忘れる……どのような形であっても、旅は人の心にうるおいを与えてくれます。

ですが本物の水分、つまり雨は旅行の大敵。雨雲が空を覆えば、鮮やかだった世界はかすみ、心もたちまち沈んでしまいます。

 

雨に降られずに旅を終えることができれば一番良いのですが、宿やツアーを予約してから出発するまでの間に、旅行期間の天候が変わってしまうこともあります。

「絶対に晴れる」という前提で旅行を始めると、突然の雨で悲しい思いをしてしまうかもしれません。

 

今回ご紹介するのは、想定外の雨で本来の計画が乱されても、楽しくすごせるようにするための準備です。

濡れずに観光ができる、おすすめのスポットとあわせてご覧ください。

 

 

しえ
この前の旅行、雨で何もできなかったのよね。あれはつらかったわ……
ベル
それは残念だったね。僕も、雨に泣かされたことは何度もあるよ
まる
いくらベルでも、天気だけはどうしようもないかぁ……
ベル
さすがに天気は変えられないけど、『雨が降ったらもう終わり』っていうわけでもないと思うんだ。今日は、そのことを話していくね

 

 

旅行中に雨に降られてしまったらどうする?

旅行中には「目的のスポットやお店が、臨時休業していたり閉鎖していたりする」といった思わぬトラブルも起こります。

しかし、それは普通1回の旅行に1ヶ所、多くても2ヶ所ぐらいでしょう。それに対して雨は、ワクワクするような旅行の計画をすべて台無しにしてしまいます。

ですが、予定していた旅の形を変えれば、旅の思い出はそれほど悪くないものになるかもしれません。旅行中の雨の日にできることを見ていきましょう。

 

ホテル内の施設を活用する

ホテル オリオン モトブ リゾート&スパ

宿泊施設には、それぞれの主義や考え方があります。あるホテルは徹底的に無駄を省いて安く泊まれるようにすることを目指し、ある旅館は居心地の良さと食事の質の向上に力を入れ、またあるホテルは贅沢な時間の提供にこだわりを見せる、といった具合です。

これにより、私たちはさまざまな料金・内容の宿から好みのものを選ぶことができるようになっています。

 

雨の日に滞在している宿に各種施設が充実している場合、「それらの施設を積極的に活用する」という選択肢も出てきます。

 

たとえば、多彩な浴場が自慢の大型ホテルを考えてみてください。晴れていれば、一日の大半を外での観光に費やしてしまいますから、どれほど数が多くても入れるのは一部だけです。それ以上増やそうとすれば、普通は連泊やリピートが必要になりますが、雨の日ならたっぷりと時間があるわけです。

 

豪華なプールや美容施設なども、同じように観光のための時間を気にせずに利用できます。「日常生活の空間を離れ、いつもと違う体験をする」という意味では、これもまた旅の楽しみと言えるのではないでしょうか。

 

 

2. 屋内だけで楽しめる美術館や水族館を利用する

美ら海水族館

「雨が降っている=観光ができない」とは、必ずしも言えません。

観光スポットによっては、雨の日でも普段と変わらない体験ができる所もありますし、多少不便になったり、いくらか魅力が薄れる程度ですむこともあります。

 

たとえば完全に屋内だけで完結している施設なら、雨の日に訪れても違いはありません。屋内+屋外型の観光スポットも、屋外部分の割合が小さければ、それほど影響は出ないでしょう。

 

わかりやすい例は美術館です。野外の大きな彫刻のような例外はありますが、多くの場合は屋内だけで有意義な時間をすごすことができます。博物館も、屋内展示が中心のものなら問題ありません。

 

それ以外では、水族館もおすすめです。屋外でのショーやイベントが中心の所は天候の影響を受けてしまいますが、ほぼ屋内だけ、あるいは完全に屋内の水族館なら美術館と同じです。

 

ある程度の時間が必要になる伝統工芸の体験教室なども、雨の日が良い機会になるかもしれません。

このように雨でも困らないスポットに絞り、観光を楽しむのも一つの手です。

 

 

弱い雨なら観光できそうな所へ行ってみる

車 イメージ 800×450

残念なことに、観光スポットは屋内だけで十分に楽しめるものばかりではありません。それ以外の観光スポットについても考えてみましょう。

 

まず、晴れた日には爽快な展望スポットは、視界が悪くなってしまう雨の日の観光には不向きです。高いビルやタワーではなく、自然の中にある展望スポットの場合、道中の足元の悪さも気になるところ。それが階段や坂道の上でも、海のそばでも、歩きやすい日に訪れた方が安心でしょう。

 

一方、寺社巡りなどは傘を片手に行うこともできそうです。「弱い雨なら」「道中に危険が少ない場所なら」という条件は付きますが、雨の中で見る姿には普段と違う情緒があります。「片手が傘でふさがる」「服や靴が濡れる」「歩きにくくなる」といった負担はあるものの、これは検討の余地があります。

 

旅の中では、その土地ならではの「食」も大事な要素。人気の店へ足を運んで、評判のご当地グルメを味わったり、市場で新鮮な食材を手に入れるのも楽しい経験です。

 

屋外の市場には雨による影響がありますが、人気店は雨でも味に変わりはありません。寺社巡りと同じように、雨の中でのお出かけがそれほど負担でなければ可能でしょう。逆に、アクセスの悪い場所にある店は厳しいかもしれません。

 

店に限らず、電車の駅やバスの停留所から遠いスポットには「傘を手にして歩く距離が長くなってしまう」という問題があります。雨が気になる場合は、レンタカーを利用するとより快適な観光ができるでしょう。

 

 

 

旅行前にできることは?

旅行の前、つまりツアーや宿を予約する前から出発の直前まで、雨に対処するためにできることはいくつかあります。

たとえば、予約の前の宿選びや、雨に強い観光スポット探しなどです。

雨の不安がある時は、手軽にできそうなものからお試しください。

 

快適な宿探し

カフーリゾートフチャクコンド・ホテル

短時間で通りすぎる雨なら、どのような宿でもやりすごすことはできます。普段と同じように楽しく会話をしているだけで、すぐに時間がすぎてしまうこともあるでしょうし、旅行のメンバーによっては、パーティー向けの簡単なカードゲームで遊んだり、携帯できるゲーム機で暇をつぶすこともあるかもしれません。

 

ですが、雨が高確率で長時間降りやすい地域・時期の旅行なら、館内施設が充実した宿を選ぶ方が良いでしょう。

 

ほぼホテルから出ないようなすごし方も想定している豪華なリゾートホテルは、この点では最も有利です。プールで泳いだり、スパやエステで身体を整えたり、翌日の観光に備えてジムで軽く運動をしたりと、何をしても雨の日の時間を消化できます。

 

多少宿泊費が高くなるとしても、これは一番確実な選択肢です。

 

もちろん、その地域の最高級ホテルを選ぶ必要はありません。「エステはいらない」「ジムは使わないだろう」と条件を減らし、最適な宿を探しましょう。

 

なお、そうした施設を無理に使う必要はありません。どれほど楽しく部屋で遊んだり話したりしていても、ふと気分転換をしたくなることはあります。プールもスパもその他の施設も、その時のための「アレができる」保険にすぎないのです。

 

 

かさばりにくい雨具の用意

モデル

旅行に行くなら、荷物はできるだけ少なく、身軽でいたいもの。雨が降る可能性が低ければ、傘やレインコートといった雨具は荷物から省きたくなります。

 

しかし、本当に雨具を持っていかないと、運悪く降られてしまった時に困ってしまいます。街の中なら「近くのコンビニで買う」といったこともできますが、旅行中は近くにそうした店が無い場所にいることも多いでしょう。明らかに雨が降りそうなら、邪魔と感じても雨具を持っていくしかありません。

 

その負担をすこしでも軽くするために、普通のものより軽い折り畳み傘や、かさばりにくいレインコートなどを事前に準備しておくと良いでしょう。足元を守るレインブーツも、小さく折り畳める物があります。雨の降る確率が低い時でも、荷物への負担が少ないタイプの商品なら、ためらう気持ちを減らせるはずです。

 

雨具ではありませんが、観光中に必要な物を入れるバッグも、肩にかけられる物やリュックサックなど、両手がふさがらない品に変えることを検討しましょう。そうすれば、傘を使っても片手に余裕ができます。

 

 

部屋での動画視聴のための準備

ムーンオーシャン宜野湾 ホテル&レジデンス

ネットを使った動画見放題のサービスが広く普及し始めている現在では、スマホや自宅のPCでそうしたサービスを利用されている方も多いことでしょう。

 

そして、ノートPCとテレビの接続も、今はとても簡単になりました。スマホの画面をテレビに映すことができる、お手軽な機器も販売されています。

 

旅先で雨の日の時間をつぶすために、この二つを組み合わせて、部屋のテレビで映画やドラマの上映会をしようと考えることもあるかもしれません。

 

これなら、宿に求める設備は大型テレビとネット環境だけですから、宿泊費を大きく減らすことができます。接続に必要なケーブルや機器をあらためて購入するとしても、全体的に見れば安上がりです。PCではなく、テレビに小さな機器を挿して映像サービスを利用しているなら、ハードルはさらに下がります。

 

「現地の通信環境が極端に悪く、動画の受信に十分な速度が出ない」という状況もありえるため、あくまでも補助的な雨の日の対処法と考えるべきですが、選択肢として用意しておくのは悪くありません。

 

このような予定がある場合、出発前に自宅で接続方法の確認とテストをしておけば、現地で困らずにすみます。

 

 

 

雨でも利用できる屋内施設の調査・検討

モデル

基本的に早い時点での予約が必要な宿と違い、観光計画はギリギリまで変更できます。もちろん、要予約の観光スポットや体験教室などもありますが、それを除けば当日どこへ行くかを決めても問題は無いわけです。

 

とはいえ、現地であわてて「雨でも大丈夫そうなスポット」をいくつも探し、新たな観光ルートを考えるというのは効率が良くありませんし、ミスも起きやすくなります。何より、その作業は旅の最中の貴重な時間を無駄にしてしまいます。

 

あらかじめ複数の候補を調べておけば、ある朝雨が降っていたとしても手早く行動することができます。

 

もしも本来訪れる予定だったスポットや、その周辺のスポットが雨の日の観光に向かないものばかりだった場合、雨が降ってしまうと計画が大きく変わってしまいます。旅行の不満を増やさないためにも、事前の調査と雨の日の行動プランの話し合いは大切です。

 

 

 

おすすめの雨の日スポット

雨の日に訪れる観光スポットを選ぶ際は、「そこにしかない」「その地域の文化や歴史、特別な要素との関わりが深い(=その地域のイメージと結びつきやすい)」といったことにも注目しながら選ぶと良いでしょう。

その参考として、日本各地から10ヶ所の観光スポットをご紹介します。

 

北海道博物館 (北海道)

北海道博物館

「北海道博物館」は、札幌(さっぽろ)市にある博物館です。各地域に特色があり、どこを選んでも楽しく観光できる北海道ですが、ここでは心臓とも言える札幌での観光を想定します。

 

北海道立ということで、その内容はとても充実しています。ざっくりと見るだけでも北海道についての知識が手に入りますし、雨の日に時間をかけて館内を回れば、より深く歴史や文化、自然などを知ることができるでしょう。

 

本州から北の大地へやって来た開拓者だけでなく、この地で力強く生き抜いてきたアイヌの人々について学ぶことができるのも大きな特徴です。

 

自然と共にある彼らの生活や文化は、現代の私たちとは異なる部分もありますが、その知恵や考え方に驚かされるのも事実です。

 

博物館を出る頃には、これまで以上に北海道を身近に、そして好ましく感じられるようになっているかもしれません。

 

 

 

ねぶたの家 ワ・ラッセ (青森県)

青森 ねぶたの家

青森の祭りといえば、勇壮なねぶた祭りが有名。明るく大きな山車灯籠(だしとうろう)が印象に残ります。

 

「ねぶたの家 ワ・ラッセ」は、その山車灯籠が展示されている施設です。祭りの後にこの施設を訪れると、熱狂の中を進む姿とはまた違う、芸術作品のような美しさに気づきます。夏に青森観光ができなかった場合も、この山車灯籠を見ることで祭りの様子を想像しやすくなるでしょう。

 

山車灯籠は雨に弱い物ですから、展示はもちろん建物の中です。背の高い山車灯籠を収めるため、吹き抜けになっている広い空間は、同時に山車灯籠の大きさを感じさせる役割も果たしています。

 

大きな物体が屋外に展示されているタイプの施設と違い、これなら雨の日の観光でも問題はありません。祭りの活気を思い起こさせるその姿は、雨で沈んだ気持ちも晴れやかにしてくれます。

 

 

箱根ガラスの森美術館 (神奈川県)

箱根ガラスの森美術館

都心から大きく離れずに、豊かな自然や温泉を満喫できる神奈川県の箱根。雨の日の観光におすすめしたいのは「箱根ガラスの森美術館」です。

 

敷地内の「ヴェネチアン・グラス美術館」では、15~18世紀頃にヨーロッパ貴族の心を震わせた、色鮮やかで複雑なデザインのヴェネチアン・グラスを見ることができます。現代のような科学技術の無い時代に、これほどの物を作り上げた職人の腕は見事としか言いようがありません。一方「現代ガラス美術館」には、その後の時代の人々が作り上げた作品が並び、こちらも負けないほどの輝きを見せてくれます。

 

二つの美術館で創作意欲を刺激されたなら、「体験工房」を訪れてみましょう。ここでは砂をガラスに吹き付けて絵を描くサンドブラストや、複数のガラスパーツを熱して組み合わせるフェージングという技法で、自分だけの作品を作ることができます。

 

 

 

名古屋市科学館 (愛知県)

名古屋市科学館

愛知県は織田信長・豊臣秀吉・徳川家康という、戦国時代にその名を知られた武将たちを生み出した土地です。彼らの人生に迫る観光計画も興味深いものですが、そうしたスポットを雨の日に巡るのは少々大変です。

 

そこで気持ちを切り替えて現代の愛知に目を向けると、トヨタ自動車に代表されるような、日本を支える工業地域という側面が見えてきます。

 

そうしたさまざまな工業製品を生み出す科学技術や、人間を含めた生命の科学をまとめて学べるのが「名古屋市科学館」です。

 

到着した時に目を引くのは、建物に組み込まれた巨大な球体。その正体は、世界で最も大きいプラネタリウムです。晴れていなければ見ることのできない美しい星々も、ここでは常に見ることができます。

 

星を地上に再現するプラネタリウムもまた、科学の産物です。そう考えると、館内の展示もより身近に、おもしろく感じられるのではないでしょうか。

 

 

 

福井県立恐竜博物館 (福井県)

福井 恐竜博物館

入り組んだ地形が生み出す絶景が魅力の若狭(わかさ)湾や、思わず足がすくむ東尋坊(とうじんぼう)などと並んで、福井観光のキーワードの一つになっているのが恐竜です。多くの恐竜の化石が見つかり、その中には世界で初めて発見されたものまである福井は、恐竜王国という異名を持っています。

 

その恐竜について深く学べる「福井県立恐竜博物館」は、雨の日でなくても高い人気を誇る施設です。

 

館内の広大なスペースに展示されている恐竜の骨格標本の数は、なんと44体。骨だけの姿とはいえ、「もし恐竜たちの生きていた時代に迷い込んでしまったら?」という想像をするには十分。映画の中で目にする恐竜と、足元から見上げる恐竜とでは迫力がまるで違います。

 

別のエリアには、フクイサウルスやフクイラプトルといった福井県で発掘された恐竜の姿も。研究の場という側面もあり、学びの多い施設になっています。

 

 

 

海遊館 (大阪府)

海遊館

「海遊館」は、地上8階建ての水族館です。3Fから上にはさまざまな展示が用意されていて、最上階から降りる形で館内を見て行けるようになっています。世界最大級と言われるのも納得の、圧倒的なスケールの大きさが海遊館の魅力の一つです。

 

食い倒れやお笑いのような、楽しく賑やかな大阪のイメージとは正反対のスポットですが、この落ち着きや安らぎも大阪観光の良いアクセントになるのではないでしょうか。

 

スタート地点となるのは、そこにいるだけで心が癒やされるような日本の森をイメージしたエリア。その先には、多種多様な生物が暮らすエクアドル、ペンギンたちがかわいい南極大陸、サンゴ礁で知られるオーストラリアなど、世界各地を再現したエリアがあなたを待っています。


海遊館を含む「天保山ハーバービレッジ」の中には大型商業施設もあり、あちこち動き回りたくない雨の日はこの敷地内だけで1日楽しむこともできます。

 

 

宇治市源氏物語ミュージアム (京都府)

 

平安時代につづられた源氏物語。紫式部によって生み出されたこの物語は、世界最古の長編小説として知られています。そして全54帖という大長編の最後を飾る10帖の舞台となったのが、京都駅から見て南西にある宇治(うじ)と呼ばれる地域。そこに建てられたのが「宇治市源氏物語ミュージアム」です。

 

金閣寺や二条城、京都御所など、京都駅周辺には人気の名所が多く、人の姿も多いのですが、宇治はそれよりも静かで落ち着いた場所です。穏やかな空気の中でミュージアムに足を踏み入れれば、そこは貴族が歌に想いを込めた平安の世。展示されている牛車(ぎっしゃ)を見ただけでも、スマホでメッセージを送り、車ですぐに会いに行ける現代との違いを考えさせられます。

 

寺社巡りをするには厳しい、雨が強く降る日には、このミュージアムを訪れて平安の時の流れを想像してみるのも良いのではないでしょうか。

 

 

鳥取砂丘 砂の美術館 (鳥取県)

砂の美術館

鳥取砂丘は県を代表する名所ですが、雨の日向きとは言えません。ごく弱い雨や、雨の合間ならまだしも、本格的に降っている時は避けたいでしょう。

 

ですが、そんな時でも砂丘の魅力を味わえる施設があります。それが「鳥取砂丘 砂の美術館」です。

 

敷地内には砂丘を見渡せる展望広場もありますが、中心となるのは屋内の展示エリアです。そこには一般的な絵画ではなく、砂による芸術作品が展示されています。

 

水によって固められた砂を木材や石材に見立て、丹念に掘り出された砂像は緻密で、思わず見入ってしまうような出来栄えです。同時に、今にも崩れてしまいそうな危うさを持つそれは、決められた展示期間を終えると壊され、ただの砂に戻ってしまいます。そしてまた、新たな砂像が生み出されるのです。

 

日々移り変わり、けれど決して消えはしない。それは砂丘と同じ美の姿と言えます。

 

 

秋芳洞 (山口県)

秋芳洞

「秋芳洞(あきよしどう)」は、日本三大鍾乳洞の一つ。この項目に並ぶ観光スポットの中では、唯一の人工的でないものです。そのため大雨が続くと内部の水量が増え、普段以上にスリルを感じることもありますが、それもまた自然の形。むしろ、その迫力が良いという声も聞かれます。

 

地下ですから、常に気温も安定しています。夏はひんやりと涼しく、他の季節も雨風の冷たさを忘れさせてくれるような、優しい温もりで包んでくれます。

 

約1kmの観光コースで目にする景色は、まさに冒険映画の世界。人の一生とは比べ物にならない時間をかけて自然が生み出した芸術に圧倒されます。


秋芳洞の上に広がる「秋吉台(あきよしだい)」も、日本最大のカルスト台地として人気の観光スポットです。天気が読みきれない日は、まず秋芳洞を目指し、到着時(または秋芳洞を出た時)に晴れているようなら秋吉台観光を追加することもできます。

 

 

沖縄美ら海水族館 (沖縄県)

ねらい目は朝or夕方!ジモティが行く美ら海水族館

まるで海外のように美しい海が自慢の沖縄県。ですが、最も海で遊びたくなる夏から秋にかけての天候はやや不安定です。突然の大雨や台風の影響も想定して、到着後の観光計画を考える必要があります。

 

「沖縄美ら海(ちゅらうみ)水族館」は、たとえ雨が降っていても、沖縄の海を感じられる水族館です。

 

象徴的な存在の「黒潮の海」は、深さ10mの巨大水槽。大きなジンベエザメやユニークな形をしたナンヨウマンタなど、約60種類の海の生き物の姿を間近に見ることができます。

 

その他にも、カラフルな熱帯魚や見事に育ったサンゴ礁、そして目にする機会が少ない沖縄周辺の深海生物など、館内は興味深い展示であふれています。

 

この水族館のある「海洋博公園」には、海と共に生きる人々の歴史や文化を物語る「海洋文化館」もあります。別の角度から沖縄の海に近づけるという意味で、こちらも訪れてみたい施設です。

 

 

※本記事内の情報は、すべて2022年9月時点のものです。

 

 

まる
うわっ、こういう話、もっと早く聞いておきたかったなぁ!
ベル
僕もうっかりしてたよ。でも、今日の話を覚えておけば、次の時に役立つよね
しえ
えぇぇぇ……。また降られちゃうのはイヤよ……!
テスト画像
もちろん降られないのがベストだけど、天気はどうにもできないからね。いろいろと備えておくのは、大事だと思うよ!

 

 

トリッパー編集部

この記事を書いた人 トリッパー編集部

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トリッパーを運営する株式会社トラベルマルシェのスタッフです。国内の北海道から沖縄までの旅行情報を発信し、皆様に楽しくなる旅行情報をお届けします。

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