記事作成日:
観光バスで行ける!北海道のおすすめ観光スポット10選
記事作成日: 2025-10-10
旅人にとって、広大な北海道はそう簡単に制覇できない挑戦しがいのあるフィールドです。しかし、その広さがすべての方にとって長所になるとは限りません。逆にレンタカーでの長距離移動を負担と感じてしまうこともあるでしょう。
そんな時に頼りになるのが観光バスです。運転のストレスも道に迷う不安も無く、ただ座っているだけで目的地へ行けるという安心感。それは落ち着いて窓の外に目を向ける余裕を与えてくれます。
果てしない大地と空、豊かな自然が目に映り、流れて行く至福の時間。そして訪れる印象的なスポットでの思い出深い体験。観光バスは、あなたの北海道旅行の体験を大きく変える新たな選択肢となります。
この記事では観光バスで行くことのできるスポットに注目し、人気の10ヶ所をご紹介します。
現地での体験を想像しながらお楽しみください。




国内で2番目に面積が大きい岩手県(※約15,300平方km)の、実に5倍以上の面積を持つ北海道(※約83,500平方km)。
それに比例するように観光スポットの数も多いのですが、今回は「観光バスで行ける」という条件で絞り込んで人気のものを見ていきましょう。
1,四季彩の丘
旭川(あさひかわ)市と富良野(ふらの)市の間にある、東京23区とほぼ同じ面積の美瑛町(びえいちょう)。「四季彩の丘」は、そこに位置する約15ヘクタールの大きな花畑です。
心を癒やす広大な花の絨毯

四季彩の丘には、春から秋にかけて色とりどりの花が咲きます。その広さは、なんと約15ヘクタール。東京ドームのグラウンド面積が13,000平方メートル、つまり1.3ヘクタールですから、その11倍以上ということになります。東京ドームの建物全体の敷地面積(=約4.7ヘクタール)と比較しても3倍以上。あの大きな建物を3個入れても埋め尽くせないというのは、まさに北海道ならではのスケール感と言えるでしょう。
その驚くほど広い空間の中、視界の端から端までを埋め尽くす花々の海は「まるで絵画のよう」と絶賛されるのも納得の美しさです。
園内の移動をサポートする移動手段

広い園内は心の向くまま自由に散策することもできますし、トラクターバスの「ノロッコ号」で座ったまま変わりゆく景色を楽しむことも可能です。園内を約15分かけて一周するノロッコ号はとても牧歌的な乗り物で、ノスタルジックな気分に浸りながら花に彩られた四季彩の丘を見て回ることできます。普通運転免許をお持ちの方には「カートのレンタル」という選択肢もあり、広大さが見学の足かせにならないように配慮されています。
アルパカとのふれあいタイムも!

併設の「アルパカ牧場」は、とてもかわいいアルパカと一緒にすごせる癒やしの施設です。フワフワの身体や愛らしい顔を持つアルパカ。いわゆる「かっこいい」系の動物とは正反対の、大きくつぶらな瞳やのんびりとした雰囲気は本当にユニークで、いつの間にか見ているこちらの頬もゆるんでしまいます。流れる時間さえもゆっくりに感じる北海道、その一部のようなアルパカとのひとときは、四季彩の丘の思い出をさらに豊かにしてくれるでしょう。
- 住所:〒071-0473 北海道上川郡美瑛町新星第三
- URL:https://www.shikisainooka.jp/
2,白ひげの滝
十勝岳(とかちだけ)の麓を流れる美瑛川。その源流にある非常に特徴的な外見の滝は「白(しら)ひげの滝」と呼ばれています。
岩の隙間から現れる不思議な滝

この白ひげの滝は、国内ではあまり見られない「潜流瀑(せんりゅうばく)」というタイプの滝です。通常の滝は川の水が垂直に近い角度で落ちることで成り立ちます。つまり、滝壺から上を見ていけば出どころがわかるわけです。
それに対して、潜流瀑は岸壁などの岩の隙間から地下水が染み出ることで誕生します。いくつかの地点から噴き出した水が、途中の岩でさまざまに枝分かれしながら真下にある川へ流れ込んでいく様子は一般的な滝とは大きく違っていて、独特のおもしろさがあります。
水墨画を思わせる鮮やかな風景

およそ30mという高さが生み出す水の勢いもなかなかのもの。さながら水墨画のような光景は、緑の木々、秋の紅葉、白く積もる雪といった季節の色によって鮮やかに彩られます。
この滝が流れ落ちる先は青く美しい美瑛川です。この美瑛川に関連するもう一つの有名観光スポットも一緒に訪れれば、白ひげの滝への想いはより深いものになることでしょう。
新たな魅力を教えてくれるライトアップ

注目したいのは昼の姿ばかりではありません。白ひげの滝は夜になるとライトアップされ、新たな顔を見せてくれます。北海道の大自然が生み出した天然の不思議な現象と、人の知恵が生み出した科学の光。時に反発することもある自然と科学が、ここでは見事に調和して美しい光景を作り上げています。春夏秋冬、いつ訪れるべきかは本当に迷うところですが、どの時期を選んでも日常を忘れるような景色が胸に残るはずです。
- 住所:北海道上川郡美瑛町白金
- アクセス:JR美瑛駅より道北バスで約30分、びえい白金温泉下車 徒歩3分
- URL:https://town.biei.hokkaido.jp/culture/event/illuminate.html
3,青い池
吸い込まれそうな青さが魅力の「青い池」は、美瑛町・白金(しろがね)温泉地区の人気スポットです。同じく評価が高い白ひげの滝の下流にあり、セットで訪れるのもおすすめです。
誰もが目を奪われる神秘の青

青い池、という名前はあまりにもシンプルすぎるように感じるかもしれません。しかし、実物を見れば誰もが納得し、「なるほど、これは確かに青い池だ」とうなずくでしょう。それほどまでに神秘的な青い水面が、こちらの池の最大の魅力です。季節ごと、日ごとに表情を変えるその姿はリピートを促します。青い池を訪れた日にあなたが目にする池の色は、これまで見た動画や写真とは違うものかもしれません。
自然と偶然が生んだ奇跡

人の手が加わっているのではないかと思ってしまうような独特の青さは、地下水と川の成分が混ざって生み出されたものです。と言っても、(絵の具を溶かしたように)池の水そのものに明確な色が付いているわけではありません。ですが、池に目をやれば、それは確かに青く見えるため、「光の乱反射が鍵」という科学的な解説を聞いても、なんとも不思議な気分になります。さまざまな偶然が重なってできた、まさに奇跡のような天然のアートなのです。
期間限定のライトアップにも注目!

北海道という北の土地にあるため、寒い時期は自慢の水面が雪で見えなくなってしまうことも多くなります。ですが、ご安心ください。それを補うように11~4月ごろはライトアップが施され、他の季節とは違った美しさを与えてくれます。時刻が夕方になり、青い池が柔らかなライトの光に包まれると、そこには本当に幻想的な景色が浮かび上がります。ライトアップ期間に訪れるなら、このタイミングも考慮して旅行計画を練ると良いでしょう。暑い時期には体験できない楽しみです。
- 住所:〒071-0235 北海道上川郡美瑛町白金
- アクセス:JR美瑛駅より道北バスで約20分
- URL:https://www.biei-hokkaido.jp/ja/shirogane-blue-pond
4,ファーム富田
札幌・旭川・帯広が作るトライアングルの中央に位置する富良野。その象徴的な花であるラベンダーの聖地として名高いスポットが「ファーム富田」です。
聖地という表現がふさわしいラベンダー畑

ファーム富田の最大の注目ポイントは、丘一面を埋め尽くす広大なラベンダー畑です。鮮やかな紫色と青空が生み出すコントラストは、どのような構図でも良く映えます。そこに雄大な山々を加えれば、さらに際立つ1枚が撮れるでしょう。スマホで動画も手軽に撮影できる現代では、まるでドラマのオープニングのような美しい1シーンも簡単に作って公開できます。懐かしい歌を口ずさみながら撮影してみてはいかがでしょう。
多彩な品種が咲く花畑

このファーム富田では、80種類もの花々が季節ごとに美しい景色を生み出しています。国外にも聖地として名前が知られているほど有名なラベンダーに目を向けるのはもちろん、それ以外の花々にも注目してみましょう。チューリップやポピー、マリーゴールドやダリア……と、その時期ごとにさまざまな花があなたを出迎えてくれます。無料で入園できるため、気軽に旅のプランに組み込むことができるのもうれしいところです。
さまざまな体験ができる「舎(いえ)」
※写真は花人の舎です。
園内には多くの「舎」もあります。この舎とは建物のことで、たとえばショップとカフェのある「ポプリの舎」や、香水を使った「香りのしおり」作り体験もできる「香水の舎」、倖(さきわい)の畑に面した休憩所の「倖の舎」など、その内容はさまざまです。中にはラベンダーからエッセンシャルオイルを抽出する工場の「蒸留の舎」といった変わり種もあり、稼働期間の7月ごろには工場見学気分も味わえます。
- 住所:〒071-0704 北海道空知郡中富良野町基線北15
- URL:https://www.farm-tomita.co.jp/
5,北星ファーム
「北星(ほくせい)ファーム」は富良野の名産であるメロンの魅力を味わえる農園です。
ジューシーで幸せが口に広がる富良野メロン

富良野の豊かな自然が育む、甘さたっぷりで後味も上品なメロン。それは夕張メロンと並ぶ「富良野メロン」としてよく知られています。この北星ファームでも収穫時期の異なる品種が(6月の下旬から8月下旬にかけて)次々と出荷時期を迎え、夏の始まりから秋の入口まで食卓においしいメロンを届けます。
お取り寄せという手段もある現代ですが、現地の空気と共に名産品を味わう喜びは、その土地に足を運んだ旅人だけに許された特権です。
富良野の気候が育てるおいしさ
30年以上の積み重ねが生み出す誇りと自信が詰まったメロンは、「北海道に来てよかった」とあらためて感じられるおいしさ。その育成には昼と夜の気温の差が大きい富良野の気候も強く関わっています。
夏でも10度以上という昼夜の温度差が何をもたらすのかと言えば、それはズバリ圧倒的な糖度です。陽の光を浴びて作られた糖分は、通常なら夜間に大きく消費されてしまいますが、まるで冷蔵庫のような夜間の涼しさが糖分消費を抑えます。その結果、私たちは普通のメロンよりも甘さが凝縮された果実を味わえるというわけです。なお、この温度差は芳醇な香りを引き出すのにも一役買っているという説もあります。
メロン以外の作物にも注目!
北海道の美味はメロンだけではありません。たとえばトウモロコシも人気の高い作物です。旬に食べるトウモロコシには、いつでも食べられる冷凍コーンには無いうれしさがあります。その味わいに、暑いながらも楽しかった夏の日を思い出す方も方も多いことでしょう。丁寧に育てられたという事実が伝わってくるような食感も最高です。
- 住所:〒076-0014 北海道富良野市上五区
6,ニングルテラス
「ニングルテラス」は、「ニングル」という森の小人をイメージした工芸村です。新富良野プリンスホテルの敷地内の森に造られています。
ニングルとは?

アイヌ語の「小さい(ニン)」と「人(グル)」を合わせて作られたニングルという単語は、北海道を舞台にした名作をいくつも生み出している倉本聰氏の手によって「森の守り人」のようなイメージで広められました。
アイヌの伝承にあるコロポックルはかわいらしく、良くも悪くも子供っぽい妖精のように描かれます。一方ニングルは、より人間と距離を置いた賢者のような小人です。アニメ・ゲーム的な西洋ファンタジー風の世界でたとえるなら、フェアリーとエルフのような違いがあるわけです。
落ち着いた癒やしの空間

ニングルテラスはそうした「静かで賢い森の妖精」ニングルを扱っているため、あちこちに小人のフィギュアやイラストが飾られていたりはしません。むしろその逆に、大人びたイメージで統一されています。
そして、温かみのあるログハウスと木製の遊歩道や、富良野の素材を活かした工芸品の数々など、施設の全体を使ってニングルの重んじる「自然との調和」を感じることができるように配慮されているのです。
神秘的な夜のニングルテラス

夜になり、ニングルテラスがライトアップされると、辺りは幻想的な雰囲気に包まれます。舞台は本当にニングルが暮らしていそうな森の中。もしかしたら、目に見えない彼らがそこにいるのかもしれない、と想像しながら遊歩道を歩けば、感動はさらに大きくなります。
「渋い味わいのある昼の姿と、非日常的な夜の姿のギャップを楽しんでもらおう」という、一歩引いた姿勢。まさにニングルの登場する作品を好む大人のための、落ち着いたスポットと言えるでしょう。
- 住所:〒076-8511 北海道富良野市中御料
- アクセス:JR旭川駅よりラベンダー号で約120分
- URL:https://www.princehotels.co.jp/shinfurano/facility/ningle_terrace/
7,フラワーランドかみふらの
「フラワーランドかみふらの」は、10万平方mにおよぶ広大な丘陵地帯に生まれた、まるで花の楽園のような観光スポットです。
十勝岳連峰が生み出す圧巻の大パノラマ

花畑の背景になっているのは、「これぞ北海道」と言いたくなるような十勝岳連峰の雄大な姿です。彼方の山々と花畑の鮮やかなコントラストを見ていると、思わずスマホやカメラに手が動いてしまいます。たとえ当日が抜けるような青空でなかったとしても、それもまた味と感じさせてしまう絵画のような風景は本当に素晴らしいです。
利用しやすい入園無料
フラワーランドかみふらのは入園料が無料です。多くのスポットを訪れる場合、内部での出費をできるだけ節約しても、入園料やそれに相当するものは減らしようがありません。そして1ヶ所では大した金額でなくても、それが積み重なると大きな負担となっていきます。
入園無料のスポットならそうした心配はありません。「この日は時間があるから、もう1ヶ所……」と旅行の計画を練っている時、フラワーランドかみふらのは優先的に候補に加えることができるスポットです。
花を活かした体験で思い出づくりを!
富良野といえばラベンダー。紫以外の品種も存在するものの、ラベンダーと聞いて多くの方が思い浮かべるのは、やはりあの美しい紫色でしょう。フラワーランドかみふらのでは、そのラベンダーのポプリを使った「枕作り体験」や、他の花も混ぜた「押し花ハガキ作り」、そして押し花をプレートに飾り付ける「押し花プレート作り」などに挑戦できます。
旅の一番のお土産は幸せな思い出ですが、このように形として残る物も重要です。しかも単純に買ったものではなく、苦労して作り上げたものなら、目にするたびにその時の一場面が心に浮かんでくるでしょう。
- 住所:〒071-0505 北海道空知郡上富良野町西5線北27号
- URL:https://flower-land.co.jp/
8,旭山動物園
動物園の新しい形を見せることで劇的な復活を遂げた旭川市の「旭山(あさひやま)動物園」は、今も訪れる人が絶えない人気の動物園です。
逆境からの奇跡の復活

旭山動物園の大きな転機となったのは1990年代の半ば。1983年からゆるやかに減少していた年間入園者数が、1994年のエキノコックス症による動物の死という事態で急速に減り、起死回生の一手として「行動展示」へと舵を切ったことでした。1997年に完成した「ととりの村」は、広い空間の中を水鳥が飛び回るという斬新なスタイルで入園者を驚かせ、その後も「もうじゅう館」をはじめとした新施設が増えるたびに評価の声は高まっていったのです。
実際の動きを学べる行動展示

一般的な動物園では、水鳥の展示は「水面にたたずむ姿を見せる」ものです。それに対して旭山動物園では、巨大なネットによって十分な高さのある空間を作り出し、その中に岩場や植物による小さな自然環境を再現することで鳥たちの活発な動きを促しています。
従来の方式は「生きている動物図鑑」のように静止した姿をじっくりと見せることに力を注いでいましたが、行動展示はそれとは正反対に「動物園に来て(=動いている姿を見て)初めてわかる・気付けること」を増やそうと考えたわけです。
他の展示もアイデア満載!

水鳥以外の展示も工夫されています。たとえば「ぺんぎん館」の水中トンネルでは、ペンギンたちが泳いでいく姿を下から見ることができます。陸上では思わず助けたくなるような歩き方をしているペンギンが、水の中で(まさに「水を得た魚」のように)華麗に動く姿には驚かされますし、空飛ぶ彼らを見上げるような形になるのも楽しいです。
ホッキョクグマが巨大なプールに豪快に飛び込み、泳ぐ姿を見せてくれる「ほっきょくぐま館」にも工夫があります。それは地面に設置された「シールズアイ」と呼ばれる小さなドームで、ここからアザラシの目線でのドキドキ感を体験することができます。
そして「てながざる館」を訪れれば、森で活躍するヒーローのようにロープを巧みに使って飛び回るテナガザルの姿に目を奪われるでしょう。
文字だけでは伝えきれない本物の動きの魅力を、ぜひ現地で体験してください。
- 住所:〒078-8205 北海道旭川市東旭川町倉沼
- アクセス:JR旭川駅より路線バスで約40分
- URL:https://www.city.asahikawa.hokkaido.jp/asahiyamazoo/
9,芝ざくら滝上公園
旭川市の北東、滝上町(たきのうえちょう)に位置する「芝ざくら滝上公園」は、日本最大級の芝桜の名所です。
圧倒的な規模の芝桜の群生地
芝ざくら滝上公園では、約10ヘクタール(=10万平方m)のエリアを芝桜が覆っています。芝桜が咲く4~5月ごろは丘全体がピンク色に染まり、立ちのぼる香りが人々を誘います。

これほどの規模になると空からもはっきりと見えるため、ヘリコプターによる遊覧飛行も行われています。すぐ近くから低い目線で見る芝桜も良いものですが、高い所から芝桜が広がっている様子を見下ろすのも貴重な体験です。旅の思い出話の有力な素材になるのではないでしょうか。
始まりはみかん箱から

1粒の種や1本の木が最終的に大きな結果へつながるというエピソードは、こつこつと努力を続ける人々に勇気を与えてくれます。実はこの公園の芝桜も、その始まりはみかん箱一杯の苗でした。吹けば飛ぶような存在だった芝桜が今日まで残り、しかも日本一の規模にまで成長したという事実は、なかなか感慨深いものがあります。
その成功の中心はもちろん芝桜そのものですが、それを見守り支えた人々の想い、そして厳しくも優しい自然といった周囲の環境も助けとなったのでしょう。この辺りも、まるで苦労を重ねて栄光をつかんだ人間のようです。
物言わぬ芝桜の絨毯を歩けば、そこから静かで力強い応援の声が感じられるかもしれません。
芝桜の中で見つける幸運

芝桜の花びらは通常5枚です。しかし、いわゆる四葉のクローバーのように、芝桜にも4枚や6枚、時には7枚もの花びらを持つものがあります。見渡す限りの芝桜の中から、そうした「幸運の芝ざくら」を見つけるのは簡単なことではありませんが、それだけに見つけた時の達成感も大きいことでしょう。
もちろん、どうしても見つからないこともありますし、これだけに集中して芝桜の美しさを楽しむ余裕を失ってしまっては残念です。
あくまでもゲーム感覚で、「あればいいな」と挑戦してみてはいかがでしょうか。
- 住所:〒099-5604 北海道紋別郡滝上町元町
- URL:https://town.takinoue.hokkaido.jp/shokai/shisetsu/kankou/takinouekouen.html
10,かみゆうべつチューリップ公園
紋別郡の湧別町(ゆうべつちょう)にある「かみゆうべつチューリップ公園」では、70万本ものオランダ直輸入のチューリップを見ることができます。
約200品種のチューリップ

かみゆうべつチューリップ公園の総面積は12.5ヘクタール。作付面積に限っても7ヘクタールです。この広さと70万本という膨大な本数に目を奪われがちですが、もう一つ注目したいのがチューリップの品種の数です。
およそ200品種もあるチューリップの色や形など、それぞれの違いを丁寧に見ていけば、あっという間に時間がすぎてしまうでしょう。「これだ!」と思ったものをざっと見るだけでも、思った以上に長くすごしてしまうかもしれません。こうしたうれしい誤算も旅の醍醐味です。
オランダの風を感じられる要素も!

園内には花咲くチューリップ畑を一望できる展望台もあります。この展望台はオランダの風車をモチーフとしているため、景色を見る前に外観を楽しむこともできます。名作映画やアニメの1シーン、あるいは漫画の1コマで誰もが見たことがあるノスタルジックな風車は、カメラを向ける対象としても優秀です。
また、オランダの木靴職人が作り上げた「ジャンボ木靴」も人気の撮影スポットです。全長2m以上もある大きな、それでいてかわいらしい木靴を背景にした写真も、つい人に見せたくなる1枚になるでしょう。
掘り取り体験にチャレンジ!
チューリップを見ていると、実際に手に取りたくなることもあるかもしれません。
敷地の南東に位置する畑では、自分の手でチューリップを球根の部分から掘り出す「掘り取り体験販売」も行われています。いくつもの中から選び抜き、真剣に土をいじって手に入れた1本は、街の店頭に並べられたチューリップよりもずっと貴重なものに思えるはずです。
- 住所:〒099-6501 北海道紋別郡湧別町湧別屯田市街地
- URL:https://www.town.yubetsu.lg.jp/tourism/enjoy/detail.html?content=358
※本記事内の情報は、すべて2025年9月時点のものです。




テーマ
モデルコース





follow!