この記事を書いた人 ヒサシ
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世界遺産を1泊2日で見に行きたい!長崎の海に浮かぶ「軍艦島」と長崎観光
記事作成日: 2015-09-16
やっと秋を感じられる気候になって来ましたね。
実りの秋でもあるこれからの時期は、旅行にも最適の季節になります。
けれどなかなかまとまったお休みが取れなくて・・・。と、近場で済ませていませんか?
関東近郊には近場にも良いスポットがたくさんありますが、せっかくなら思い切って遠出をして、旅行気分を満喫していただきたい!そう思い、一泊二日の日程が可能ないくつかの候補の中から、世界遺産に登録された「軍艦島」行きをセレクトしてみました。
■軍艦島とは?
長崎県長崎市高島町にある「端島」の俗称が軍艦島です。
戦艦に姿が似ていることからそう呼ばれるようになったのですが、かつては炭鉱として栄え、島の中には日本初の鉄筋コンクリート造の近代的な居住区や娯楽施設、学校なども完備されている島でした。炭鉱の閉山とともに衰退していき、無人島となったのです。
その後、一部の廃墟マニアの間では人気のあった軍艦島。産業遺産としての世界遺産登録が決定してからは、観光として多くの人が訪れるようになり、たちまち人気スポットとなりました。
■羽田からひとっ飛び!約2時間で長崎へ
九州と聞いただけで遠い、と思ってしまう方もいらっしゃると思います。
けれど、実は飛行機なら羽田から2時間弱で長崎空港に到着するのです。以外にゆったりとしたスケジュールで観光のできる一泊二日。シミュレーションしてみました。
◎旅行日程シュミレーション
<1日目>
・羽田空港から長崎に向け、出発!
羽田空港発JAL便(07:40)→長崎空港着(09:30)
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・空港発のリムジンバスで軍艦島行きの港までGO!
長崎空港からリムジンバスに乗り、「大波止」バス停で下車(約40~60分)
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・大波止ターミナル周辺で昼食タイム
大波止バス停周辺には大型ショッピングセンターの「夢彩都」や海鮮市場(食事処)などの飲食施設があるので、まずは腹ごしらえ。
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・いよいよ軍艦島クルーズに出発!
軍艦島クルーズ㈱(受付/13:40) → 移動 → 長崎元船浅橋(出航/14:00) →
高島上陸見学 → 端島(軍艦島)上陸見学 → 長崎元桟橋(帰航/17:15)
※一番の目的達成!この後は路面電車の行き来する、情緒ある長崎をゆったり楽しみましょう。
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・長崎市内のホテルにチェックイン
まだ休むには早いので、荷物を置いたら長崎の街に繰り出しても良いですね。
<2日目>
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・出発まで自由行動
長崎発は夜なので、自由時間もたっぷり。
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・長崎発JAL便(20:15)→羽田着(22:00)
お疲れ様でした!・・・とこのような感じでめいっぱい楽しむことができます。
せっかくですので軍艦島以外にも、楽しめる観光地をいくつかご紹介しますね。
■長崎市内オススメ観光地
・一泊目の夜にオススメ「稲佐山展望台」
一千万ドルの夜景と呼ばれる長崎の夜景が見れる展望台。長崎駅から展望台行き直行バスで約20分。最終出発便は19時10分、帰りは20時発なので、夕食後に出かけてみてはいかがでしょうか?
大浦天主堂
・二日目にオススメ!「大浦天主堂」→「グラバー邸」
国宝「大浦天主堂」は日本で最初に殉教した日本26聖人(豊臣秀吉のキリシタン禁教令で処刑された日本人20名・外国人6名)に捧げられた教会です。
国内現存最古のゴシック様式の教会堂で、聖堂内にあるステンドグラスには100年以上前のものもあり、一見の価値ありです。
また、「大浦天主堂」から「グラバー邸」のある「グラバー園」までの道は、長崎情緒あふれる石畳の道で、お土産屋さんなどで賑わっている場所。ここの散策も楽しいです。
グラバー園
「グラバー園」は、イギリスの貿易商であるグラバー氏の邸宅と庭園だった場所を開放しています。邸宅である「グラバー邸」は国指定重要文化財でもあり、日本最古の木造洋館。高台にあるため、長崎港が一望できるフォトスポットでもあります。
以上、いかがでしたでしょうか?
長崎には、歴史を感じさせてくれる場所が多数現存しています。その一端を垣間見ることで、生涯の思い出に残る充実した一泊二日の旅が実現するのではないかと思います。ぜひ、長崎・軍艦島と市内観光の旅をこの秋、検討してみてください。