いにしえの悲恋も想像させるちょっぴり大人な街、思案橋へ行ってみよう!

いにしえの悲恋も想像させるちょっぴり大人な街、思案橋へ行ってみよう!

記事作成日: 2015-11-02

いにしえの悲恋も想像させるちょっぴり大人な街、思案橋へ行ってみよう!

その昔、遊郭へ行くか行くまいか迷ったことに由来するという思案橋へ。この周辺、いまは長崎一番の飲み屋街・飲食店街です。由緒ある料亭やレトロな交番、細い路地など、昔のおもかげも残る大人の街で歴史と情緒を感じながら歩きました♪

いにしえの悲恋も想像させるちょっぴり大人な街、思案橋へ行ってみよう!

長崎の中心街でアクセスも楽々

飲み屋さんなど、飲食店が集まる大人の街、思案橋周辺は長崎の中心地なのでアクセスがよいスポットです。いまでも長崎の市街地には路面電車が走っています。JR長崎駅から路面電車に乗って10分ほどで思案橋駅に到着、すぐそこに思案橋跡が見えました!道路の拡張に伴って、川は暗渠になったため、橋の欄干の一部が残っているのみです。

通りを進むと見返り柳と思切橋が!

思案橋の跡を見ながら、思案橋通りを入って行くと、見返り柳と思切橋が見えてきました。かつて、この近くに丸山遊郭がありました。花街へ足を踏み入れるかどうかと迷いながら思案橋を渡り、この思切橋を見ながら、思いきって花街へ行く決意をしたという由来のある橋です。思案橋とセットになっているのが面白いところですね。思切橋も、すでにその姿はなく、見返り柳の根元にわずかな痕跡を残しているだけでした。

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ところで、その見返り柳、花街で夢のような時を過ごした男たちがここで遊女との別れを惜しんで振り返ったことから名づけられたようです。何とも切ない場所だなぁと感じるのは私だけでしょうか。

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男たちが隠れるように通った忍び坂

見返り柳から30メートルほど、花街に通う男たちが人目を忍んで通り抜けたという忍び坂があります。

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忍び坂の場所を、近所のお店の方にたずねたら、「そんなところがあるの?」と逆に問い返されてしまいました。忍び坂は、今でもひっそりと忍んでいるのですね。しばらく見つけられずに付近を探索していると、先ほどたずねた方が追いかけてきて教えてくださいました。わざわざ教えにきてくれるなんて、本当に親切な方でした。

カステラの名店も、レトロな交番も見逃せません!

見返り柳の真向かいには、長崎名物・カステラの名店「福砂屋」本店があります。また、石造りにステンドグラスという造りがめずらしい丸山町交番があります。この交差点だけで4つも撮影スポットがあるなんてさすが観光名所の長崎ですね!

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立派な店構えの福砂屋さん。右から書かれた「カステーラ」の看板が老舗の味を出しています。

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交番もレトロで渋いですね。ちなみに、交番の横は丸山公園です。ここには周辺の観光スポットの地図があるので、私も散策の参考にさせてもらいました。

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思案橋の周辺は、長崎で一番の飲み屋街・飲食店街です。

レトロな飲み屋さんが軒を連ねる細い路地も健在でした。そして、由緒ある料亭の姿が、かつての花街の面影をいまに伝える丸山町もあります。そんな大人の街・思案橋界隈は、歴史と情緒のあるスポットでした。道をたずねると丁寧に教えてくださる方がいて、人情に触れることもできました。

【思案橋、思切橋、見返り柳、忍び坂、丸山町交番】

住所:長崎県長崎市油屋町周辺

アクセス:「JR長崎駅」から路面電車に乗車、「思案橋駅」下車(約10分)アンカー

長崎市公式観光サイト:http://www.at-nagasaki.jp/s/

トリッパー編集部

この記事を書いた人 トリッパー編集部

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トリッパーを運営する株式会社トラベルマルシェのスタッフです。国内の北海道から沖縄までの旅行情報を発信し、皆様に楽しくなる旅行情報をお届けします。

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