江戸時代から続く金沢の名店「あめの俵屋」に行ってみた!

江戸時代から続く金沢の名店「あめの俵屋」に行ってみた!

記事更新日: 2016-01-25

江戸時代から続く金沢の名店「あめの俵屋」に行ってみた!

加賀百万石の城下町として栄えた金沢には、歴史の古いお店がたくさんあります。今回は、そのうちのひとつ、江戸時代から続く老舗のあめ屋さんをご紹介します。その風情たっぷりなお店には、おいしいあめと伝統を受け継ぐ貴重な体験が待っていました!

あめの俵屋に行ってみよう

浅野川にかかる小橋のそばの住宅街の中に、ひときわ目立つ趣のある建物があります。入り口には大きなのれんがかかり、見るからに老舗!という雰囲気が漂っています。

江戸時代から続く金沢の名店「あめの俵屋」に行ってみた!

この「あめの俵屋」は、天保元年(1830年)創業の、金沢で一番古いあめ屋さんです。なんと、この建物も創業当時から残るものだとか。では、さっそく中に入ってみましょう。

あめの俵屋で買いたい金沢みやげ

「あめの俵屋」のあめは金沢みやげの定番としても有名で、金沢駅の百番街などにも置かれている人気の商品です。その本店であるこちらの店内は、お土産を買いに来た観光客でいっぱいでした。

江戸時代から続く金沢の名店「あめの俵屋」に行ってみた!

店に入るとまず、「試食どうぞ」と店のお姉さんが楊枝につけたあめをくれました。

江戸時代から続く金沢の名店「あめの俵屋」に行ってみた!

これが「あめの俵屋」の看板「じろあめ」です。砂糖や人工甘味料、保存料などを一切使わず、お米と大麦だけを原料とした伝統の製法を江戸時代からずっと守りながら作られています。食べてみると、口の中に優しい甘さが広がり、なんだか幸せな気分になります。お店には、固形のあめを練り上げて粒状にした「飴ん子」や、「じろあめ」と寒天を練り上げた「琥珀の実」など、「じろあめ」以外にもいろいろなあめがあります。どれもおみやげに喜ばれそうですね。

江戸時代から続く金沢の名店「あめの俵屋」に行ってみた!

と、そこへ、「飴」と書かれた空の容器を持って来店したお客さんが。聞いてみると地元の方で、その容器に「じろあめ」を量り売りしてもらいに来たそうです。観光客だけでなく、地元の方々も訪れるお店なんですね。この方のおかげで、量り売りをしているところも見ることができました。

江戸時代から続く金沢の名店「あめの俵屋」に行ってみた!

「じろあめ」を詰める体験をしてみよう

実は、このお店では「じろあめ」を自分で瓶に詰める体験をすることができます。せっかくなので、私も体験させてもらうことにしました。

江戸時代から続く金沢の名店「あめの俵屋」に行ってみた!

まずはお店の人がお手本を見せてくれます。手繰り寄せるようにあめを棒につけていき、その後、棒を両側にひいて垂らして瓶の中に入れます。見ていると簡単そうですが、やってみると初めはちょっと難しかったです。実際に体験すると、あめはなかなか重いことを知りました。あめの感触を体感できて良い経験になったし、自分で詰めたあめは良いお土産になりました。

江戸時代から続く金沢の名店「あめの俵屋」に行ってみた!

美味しいお土産がいっぱいで、金沢の伝統にも触れることのできる「あめの俵屋」。このお店がこんなにも古くから続いている理由は、観光客だけでなく地元の方々にも愛されてきたからこそなのでした。みなさんも金沢旅行の際は、「あめの俵屋」の伝統の味をおみやげにしてはいかがですか?

お店情報

あめの俵屋

住所:石川県金沢市小橋町24

TEL:0762522079

URL:http://www.ame-tawaraya.co.jp/

定休日:年末年始

営業時間:月〜土曜・9時〜18時/日曜・9時〜17時

体験料:1,500円

※体験コースは要予約

トリッパー編集部

この記事を書いた人 トリッパー編集部

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トリッパーを運営する株式会社トラベルマルシェのスタッフです。国内の北海道から沖縄までの旅行情報を発信し、皆様に楽しくなる旅行情報をお届けします。

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