ロマンチックが止まらない!函館のイルミネーションを歩く

ロマンチックが止まらない!函館のイルミネーションを歩く

記事更新日: 2016-01-19

ロマンチックが止まらない!函館のイルミネーションを歩く

北海道の冬の観光といえば、綺麗でロマンチックなイルミネーションでしょう。函館旅行のメッカ、西部地区でも11月28日から「はこだてイルミネーション」が始まり、美しい光の海に包まれています。今回はイルミネーションを中心に夜の西部地区・冬のロマンチック散歩をご紹介します。

西部地区が約5万個の光の海に

「はこだて冬フェスティバル」のメーンとなる「はこだてイルミネーション」は、異国情緒あふれロマンチックな函館ベイエリアを含む西部地区が約5万個のイルミネーションで彩られるイベントです。今年は11月28日から開催され、2016年3月31日まで幻想的な光の海が皆さんを包んでくれます。

ロマンチックが止まらない!函館のイルミネーションを歩く

いきなり勝負フォトです。イルミネーションのメーンといえる八幡坂から見下ろす写真です。カップルさんを入れてみました。どうでしょう?ムードを高めるには最適だと思うのですが。同イベントは「八幡坂」「二十間坂」、二十間坂を降りて函館駅前まで伸びる「開港通り」で電飾が点灯されています。散策した日は12月としては気温も高く、数日前に積もった雪も融けてしまいましたが、台風並みの強風で、寒いのには変わりません。真冬の函館旅行は、しっかりした防寒と滑らない靴を履くことをお勧めします。

「茶房 ひし伊」でまずは明治・大正浪漫にひたる

本格的に歩く前に元町界隈のカフェで雰囲気を高めるのも良いでしょう。ベイエリアから約10分ほど歩きますが、函館の知人に勧められた、宝来町の古民家カフェ「茶房 ひし伊」に入ってみました。

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明治38年建築の土蔵をリノベーションしたお洒落カフェです。手前の蔵がカフェ、隣の蔵はアンティークショップとなっています。元は質屋で歌人・石川啄木の妻・節子も利用していたとのこと。威厳と品を併せ持つ外観です。

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店内に入ると屋根の一本柱の梁が目につき、歴史を感じさせます。2階もありお座敷席になっていて明治・大正時代にトリップした気分になります。ここで頼んだのはやはり和風の「お抹茶セット」(760円)です。

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上質の生和菓子がついてきます。抹茶の上品な苦みと渋みは気持ちを落ち着かせる効果ありです。和菓子もべた付かない上品な甘味で、中にはこしあんが入っています。まったりとしちゃうので、長居しそうになってしまいます。「ひし伊」を出て、「二十間坂」へ。

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まだ明るい時間で、函館山と坂を見上げる構図で撮れました。この坂は名前の通り道幅が二十間(約36m)ある坂。函館は昭和初期まで度重なる大火に見舞われたので、それに備えてのものだそうです。この坂が、暗くなってイルミネーションに彩られると激変し、このように幻想的な眺めに!

ロマンチックが止まらない!函館のイルミネーションを歩く

道幅が広く、イルミネーションツリーが下の開港通りまで伸びているので、スケール感があります。こちらは八幡坂より人が少なかったので、カップルには好都合かもしれません。撮影中はハッキリ言って前の車がちょっぴり邪魔でしたが、坂を下ってみると、カップルであることが判明。確かに、こんな景色を車から眺められることは滅多にありませんよね。許します。愛を深め合ってください。正直な話、小樽や札幌のイルミネーションと比べると、電飾にカラフルさがないので、少し地味だと感じるかもしれません。しかし、派手なのが良いとは限りません。

ロマンチックが止まらない!函館のイルミネーションを歩く

この美しくも抑制されたイルミネーションの雰囲気が、西部地区のロケーションや異国情緒と絶妙にマッチしていると思います。二十間坂上から石畳の道を元町方面に歩くと途中で教会群が見えてきます。イルミネーションではありませんが、ライトアップが美しく雰囲気もあります。

ロマンチックが止まらない!函館のイルミネーションを歩く

カトリック元町教会のライトアップです。日本の坂100選に選ばれた「大三坂」中腹にあります。ほかにもハリストス正教会などのライティングも綺麗でした。

定番の「八幡坂」は夜も主役だった!

教会群のある大三坂からさらに東へ歩くと、メーンの八幡坂です。もう、あまり説明する必要のない坂でしょう。昼間も綺麗ですが、最高のロケーションに夜のイルミネーションが加わると想像以上の破壊力です。

ロマンチックが止まらない!函館のイルミネーションを歩く

函館港の向こうに夜景が広がり、青函連絡船「摩周丸」が浮かび上がっています。唯一無二の雰囲気です。みなさん「ウワーッ」と感嘆のため息をついて、言葉を失う方も多いです。そうです、言葉はいりません。カップルの皆さん、最高のムードにひたってください。八幡坂からさらに東方面に進むと、元町公園があります。以前はこの公園もイルミネーションで綺麗だったのですが、現在は暗いままなのが少し寂しいです。しかし、ここから眺める函館の夜景も捨てがたいですし、人もあまりいないのでカップルの方には良いスポットかも。

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曇り空と強風で靄がかかったような感じですが、晴れるとより綺麗です。公園の傍には旧函館公会堂がライトアップされ、ムードもロマンチック。

ロマンチックが止まらない!函館のイルミネーションを歩く

八幡坂からすぐの場所なので足を運んでみることをお勧めします。最後、元町の坂道を下り、函館駅前に向かう「開港通り」のイルミネーションも紹介しておきます。

ロマンチックが止まらない!函館のイルミネーションを歩く

赤レンガ建築のショッピングモール「はこだて明治館」までは、中央分離帯にツリーイルミネーションが連なっています。そこから函館駅前までは、電柱に雪の結晶形の電飾が続いています。

ロマンチックが止まらない!函館のイルミネーションを歩く

函館駅方面から散策する場合、開港通り→二十間坂→八幡坂という順序がスムーズに回れて、徐々にロマンチックな雰囲気が高まっていくコースだと思います。2016年2月6日~10日は「函館海上冬花火」が開催。午後7時40分ごろから毎日2000発の花火が打ち上げられます。絶好のロケーションと上品で幻想的な光の海の中をぜひ歩いてみてください!

例年12月25日までは、金森赤煉瓦倉庫に飾られる巨大クリスマスツリーがカラフルでお勧めです。クリスマスを過ぎて春を迎えるまでは、今回紹介した「はこだてイルミネーション」が主役となって、函館旅行の皆さんをロマンチック散歩にいざなってくれます。雪が積もればいっそうロマンチックですよ!

スポット情報

二十間坂

所在地:函館市末広町、元町

アクセス:市電「十字街」電停下車、徒歩5分

八幡坂

所在地:函館市末広町、元町

アクセス:市電「十字街」電停下車、徒歩1分

茶房 ひし伊

住所:函館市宝来町9‐4

営業時間10:00~18:00

アクセス:JR函館駅から車で8分

     市電「宝来町」電停下車、徒歩2分

TEL:0138‐27‐3300

URL:http://hishii.info/index.html

2016はこだて冬フェスティバル

期間:2015年11月28日~2016年3月31日

URL:http://www.hakodate-illumination.com/

トリッパー編集部

この記事を書いた人 トリッパー編集部

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トリッパーを運営する株式会社トラベルマルシェのスタッフです。国内の北海道から沖縄までの旅行情報を発信し、皆様に楽しくなる旅行情報をお届けします。

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