カニを食べる最後のチャンス!日本海が見える奥城崎温泉

カニを食べる最後のチャンス!日本海が見える奥城崎温泉

記事作成日: 2016-03-07

カニを食べる最後のチャンス!日本海が見える奥城崎温泉

 

二つの城崎

もう春がすぐそこまでやって来ています。寒い冬を終え、暖かい日差しを浴びる季節が待ち遠しいですね。でも、一つだけ名残り惜しいことがあります。それは、冬の幸を味わえなくなること。しかし、まだチャンスは残されています。

兵庫県の日本海側、奥城崎温泉が絶好のスポットです。某元県会議員がカラ出張をしたとされる場所として城崎(きのさき)温泉が有名になりましたが、そことはちょっと違います。城崎温泉といえば、日本海側ではあるもののやや内陸部にある、「外湯めぐり」で有名な、関西有数の温泉地です。

それに対し、奥城崎温泉はその名のとおり城崎温泉のさらに奥、日本海に面しています。城崎温泉のような温泉街はなくて、ややうら寂しい感じはしますが、そこが却って情緒漂う穴場とも言えます。

城崎温泉も奥城崎温泉も、平成の大合併により現在は両方ともに豊岡市になっていますが、合併以前は、城崎温泉は城崎町に、奥城崎温泉は竹野町に属していました。その影響か、奥城崎温泉は竹野温泉という言い方をする場合もあります。

奥城崎温泉は日本海に面しているということで、古代海洋深層水という温泉が湧き出ています。大昔の日本列島はユーラシア大陸と繋がっていて、日本海はその中にある湖だったそうですが、その頃からの温泉なのでしょう。効能としては、神経痛、筋肉痛、関節痛、慢性消化器病などに効果があるそうです。

 

奥城崎の灯台

カニを食べる最後のチャンス!日本海が見える奥城崎温泉

また、宿泊施設によっては城崎温泉への外湯めぐりの送迎サービスもあるようです。それを利用すれば「二つの城崎」を堪能できますね。

 

冬の味覚の王者・ズワイガニ

冬の日本海といえば、なんと言ってもカニ!中でも奥城崎温泉で味わえるのは松葉ガニです。

但馬(兵庫県北部)を含む山陰地方で獲れるカニを松葉ガニといい、ズワイガニの一種です。ちなみに、北陸地方で獲れるズワイガニのことを越前ガニと呼びます。さらに、同じ松葉ガニでも獲れる漁港によって津居山ガニ、間人ガニ、香住ガニ、柴山ガニなどのブランド名が付いています。

余談ですが、北海道などでよく獲れるタラバガニはカニではなく、実はヤドカリの仲間です。そのため、ズワイガニよりも足の本数が2本少ないのです。

それはともかく、奥城崎で味わえるのは「本物の(?)カニ」であるズワイガニの方。その食べ方も、カニすきやカニちりなどの鍋料理はもちろん、カニの造りや焼きガニなど様々。こうして書いているだけでもよだれが出て来そうです。

奥城崎の松葉ガニ ↓

カニを食べる最後のチャンス!日本海が見える奥城崎温泉

ただし、気を付けてほしいのは、松葉カニの解禁時期は11月初めから3月終わりまでということ。日本海の松葉ガニを味わうのなら今が最後のチャンスです。この機を逃すと、7ヵ月間も我慢しなければなりません。もちろん、それ以外の季節でも海の幸は豊富ですし、但馬牛というブランド牛もありますので、グルメ旅は1年中楽しめますが。

 

奥城崎へのアクセス

奥城崎温泉を含む竹野海岸は、京阪神から手軽に行ける近畿の奥座敷として人気があります。泊りがけはもちろん、日帰り旅行としても重宝する場所です。

鉄道利用の場合は、JR山陰本線の竹野駅が最寄り駅となります。大阪駅を出発して、三ノ宮駅、神戸駅、姫路駅などを経由して鳥取駅へ至る特急「はまかぜ」の停車駅であり、それを利用するのもいいでしょう。ただし「はまかぜ」は本数が少ないので、新大阪駅発着の特急「こうのとり」か、京都駅発着の特急「きのさき」に乗って城崎温泉駅へ行き、そこから普通列車に乗り換えて竹野駅に行った方がいいかも知れません。

それより手っ取り早いのはバスの利用でしょう。特に冬の時期は日帰りバスツアーなどの企画も組まれており、乗り換えなしで色々なお土産屋さんなどにも寄ってくれます。また、奥城崎温泉への直行バスはなくても、城崎温泉行きならあるので、城崎温泉と奥城崎温泉という「二つの城崎」をハシゴするというのも悪くありません。

但馬路はお土産屋さんもたくさん ↓

カニを食べる最後のチャンス!日本海が見える奥城崎温泉

 

冬以外でも奥城崎へ!

今が松葉ガニを味わえる最後のチャンスということで、冬の奥城崎温泉を紹介しましたが、それ以外の季節でも充分楽しめます。夏ならば竹野海岸には海水浴場がありますし、前述したようにカニ以外でも海の幸や但馬牛など食材には事欠きません。少し足を伸ばせば城崎マリンワールドという水族館もあります。冬の松葉ガニがお勧めですが、それ以外の季節でも奥城崎温泉を満喫してください!

安威川敏樹

この記事を書いた人 安威川敏樹

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大阪府在住。作業関連機器の設計から、スポーツを中心としたライター・コラムニストに転身。野球雑誌等に寄稿の他、電子本に野球小説を執筆。野球の独立リーグでの公式記録員の経験あり。野球以外では、ラグビー雑誌にも寄稿。モットーは「文字をオモチャにして遊ぶ」。

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