パワースポットでもある首里城でパワー充電しませんか?

パワースポットでもある首里城でパワー充電しませんか?

記事更新日: 2016-04-07

パワースポットでもある首里城でパワー充電しませんか?

那覇市首里にある首里城。観光に訪れたことのある方も多いこの場所ですが、この首里城は風水の考え方にもとづいて建てられています。今回は「パワースポット」という観点から首里城を散策してみました。残念ながら曇り空の日のルポになってしまいましたが、それでも観光客でいっぱいの首里城でした。

パワースポットでもある首里城でパワー充電しませんか?

 

首里城はパワースポットとしても有名!

沖縄に旅行に来て「首里城に行ったことがない」という人のほうが少ないかもしれませんが、じつはこの首里城、パワースポットとしても有名な場所なんです!

もともと、首里城は「十嶽(とたけ)」といわれる10か所の聖地=御嶽(うたき)を中心として建てられたといわれています。なので、御嶽のパワーに満ちているパワースポットです!この城は残念ながら1945年の沖縄戦で焼失してしまいましたが、1992年に正殿が復元されたのをはじめ、現在も復元工事が続いています。2000年には世界遺産に登録された沖縄を代表する観光スポットです。

 

首里城の広場が斜めなのは、なぜ?

二千円札でも有名な「守礼之門」をくぐり、小高い丘の頂点に立つ首里城正殿をめざして登っていきます。「奉神門」をくぐると豪壮な首里城正殿が目に入ります。この正殿前の広場(「御庭(うなー)」)に入って、正殿に向かう道(「浮道」)が「斜めになっている?」と気がついた方も多いのではないでしょうか?なぜ斜めになっているのか正解ははっきりしていません。しかし、諸説の中には、御嶽からの力の流れをまっすぐに正殿内の玉座に向けているという説があり、個人的にはこの説が一番気に入っています。首里城の玉座の位置からまっすぐ見てみると、奉神門のその先に見えるのが首里森御嶽(すいむいうたき)という、首里城内の聖地なのです。風水の考え方にもとづいて建てた建物から、首里城の中の一番の聖地に向けて道をつくっていったら斜めになってしまったという考え方、なんだかいいと思いませんか?

パワースポットでもある首里城でパワー充電しませんか?

ほら、正殿前から振り返って見ると、一直線になった先に首里森御嶽の緑が見えていますよ。

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入り口前にある囲いには何がある?

この御嶽、首里森御嶽ですが、実際には石塀でかこまれているために中に何があるのか、入ってみることはできません。とにかく、首里城はこの御嶽を中心として建てられた城であるということで、首里城の名前もこの首里森御嶽が由来となっているそうです(首里城、沖縄の方言では「すいぐすく」といいます)。

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風水的な観点で建てられた首里城

そして、首里城は風水的な観点でも興味深い場所に建てられているそうです。東西南北にある山が四神として見立てられ、この山の位置、そして川の位置がしっかりと計算された「よい気の集まる場所」に建てられているのだとか。

地図などで確認してみるとわかりやすいのですが、この首里森御嶽の先に正殿があり、そこから真っ直ぐのところには南城市の斎場御嶽、さらにその先に神の島といわれる久高島があります。久高島から昇ってきた太陽を背に受けて玉座があるという作り方も意味がありそうで、おもしろいですよね。

詳しくは琉球風水を調べてみることをオススメします。風水の本などでも事例として首里城が取り上げられていることも多いので、行き帰りの飛行機の中でじっくり読んでみるのもいいかもしれませんね。

パワースポットでもある首里城でパワー充電しませんか?

首里城のベンチに腰掛けながら、よい気に満ちた首里城でゆっくりと気を充電していくという過ごし方もいいとは思いませんか?石垣のあたりに立って、沖縄の風景を眺めながら風にあたるとすごく気持ちがいいですよ。私は首里城に行くたびに、首里城の建物よりもまわりの木の下などにゆっくり座ってパワーを充電させてもらっています。

また、正殿に向かって右側、「書院・鎖之間(さすのま)」では310円で沖縄の焼き物に注がれたさんぴん茶と、琉球漆器に盛られたお菓子を味わうことができます。

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こんな視点での首里城観光も面白い

パワースポットとしての首里城、いかがでしたか?首里城をまわりながらパワー充電というのもいいですよね。歴史的な観点から見る首里城もおもしろいけれども、パワースポット観点で見る首里城も新鮮なものがありますね。

パワースポットでもある首里城でパワー充電しませんか?

ところで、最後に豆知識を。中国の皇帝が使う龍の絵は爪が5本ですが、首里城の龍の爪は4本です。これは琉球国が、中国の皇帝に敬意を表して1本減らしたのだといわれています。

 

沖縄の観光スポットといえば必ずといっていいほどあげられる「首里城」。今回紹介しきれなかったいろんな不思議が首里城にはありますので、私自身も勉強しながらいつかまた紹介できればと思っています。

 

首里城公園・基本情報

【アクセス】那覇空港よりゆいレールで首里駅下車、徒歩15分

【入館料金】大人820円、高校生620円、小中学生310円、6歳未満無料

【開館時間】4月~6月8:30~19:00

7月~9月8:30~20:00

10月~11月8:30~19:00

12月~3月8:30~18:00

【URL】http://oki-park.jp/shurijo/

 

トリッパー編集部

この記事を書いた人 トリッパー編集部

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トリッパーを運営する株式会社トラベルマルシェのスタッフです。国内の北海道から沖縄までの旅行情報を発信し、皆様に楽しくなる旅行情報をお届けします。

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