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久米島はての浜へのアクセス・行き方は?
記事更新日: 2025-07-31
沖縄の離島「久米島」の観光スポットの中でも、ひときわ有名な「はての浜」。青い海に囲まれた、真っ白い砂の小島が持つ美しさに惹かれ、久米島への旅行を決めたという方も多いのではないでしょうか。
久米島への到着後は、さっそくはての浜に上陸してみたくなりますが、残念なことに大人数が乗り込める大型の定期観光船のようなものは運航されていません。
そのかわり、久米島にはさまざまな「はての浜行きツアー」が存在します。今回は、比較・検討に役立つ「はての浜行きツアー」の総まとめを中心に、はての浜までのアクセスをご説明します。




はての浜へのアクセス
久米島まで

はての浜がある久米島は、沖縄本島の那覇から約85kmほど西に位置します。那覇からは、飛行機またはフェリーで久米島に行くことができますし、夏には羽田~久米島間の期間限定直行便も運航されます。
那覇からの飛行機
那覇から久米島までは、飛行機を利用すれば約35分です。
便数も多く、6~8月は毎日7便ほど飛んでいます。関東からの場合は、これに羽田~那覇間の飛行機の所要時間(※約2時間30分+待ち時間)が加算されます。デメリットはフェリーよりも料金が高いこと。飛行機は、早めに予約すれば大きな割引が受けられます。
最高で通常料金(※7~8月は12,700円)の半額ほどまで下がるため、飛行機を利用する場合は早期予約がおすすめです。
那覇からのフェリー
沖縄本島の泊(とまり)港から久米島の兼城(かねぐすく)港まで3時間前後(※直行の場合。途中で渡名喜島に寄る場合は4時間)と、フェリーは飛行機よりもだいぶ遅く、便数も午前と午後の1日2便のみですが、料金は片道3,450円と非常に安くなっています。
交通費を減らしたい場合は、考えみる価値があるでしょう。また、日常ではあまり乗る機会が無い大型船での航海をのんびりと楽しめるという点もメリットと言えます。
関東から久米島へのアクセスについては、こちらの記事で詳しく解説しています。ぜひ、ご覧ください。
久米島からはての浜へ

久米島に到着した後は、現地のはての浜行きのツアーに参加します。はての浜があるのは、島の東の海上です。久米島側から見ると、まず橋で渡れる小島「奥武島(おうじま)」が、次にほぼ同じサイズの無人島「オーハ島」があり、はての浜はその先となります。
すこしややこしいのですが、通常「はての浜」という言葉は、この場所にある砂でできた三つの島の総称として使われます。同時にそれは、三つの島の中で一番遠く(=果て)にある島の名前でもあります。(※説明をわかりやすくするために、ここではこの島の名前を「ハテノ浜」とカタカナで表記します)
オーハ島の東端から900mほど東に見えるのは、1番目の島「メーヌ浜」です。2番目の島は、最も「前の」浜と「果ての」浜の中間ということで、「ナカノ浜」と呼ばれています。はての浜ツアーで上陸するのは、主にこのナカノ浜です。
ナカノ浜はメーヌ浜よりも若干大きく、その先の「ハテノ浜」は三つの島の中で最大となっています。いずれの島へも橋は無く、はての浜行きツアーの船が最も一般的な往復の手段となります。(※他にも「船をチャーターする・泳ぐ・カヤックを利用する」といった方法が考えられますが、コストや体力、安全面の問題があるため、ここではおすすめしません)
はての浜行きツアーの出発地点となる「泊フィッシャリーナ」は、奥武島へ続く橋のすぐそばにある港で、ここからマエノ浜までの直線距離は約3.5km、ナカノ浜までは約4.2km、ハテノ浜までは約5.5kmあります(※実際は間にある奥武島とオーハ島を迂回するため、船での移動距離はもうすこし増えます)。
海の状況や船の速度、目的地(ナカノ浜かハテノ浜か)によりますが、片道20~40分の距離です。

はての浜行きのツアーはシンプルなものから豪華なものまで実に多彩で、「自分たちの好きなようにすごさせてほしい」という声にも、「全部おまかせで用意してほしい」という声にも応えてくれます。泊フィッシャリーナへの送迎も、ほとんどの会社が行っているため、ツアーの中からどれか一つを選んで申し込んでしまえば、当日は宿から泊フィッシャリーナへ、そしてはての浜へとスムーズに移動できます。
すこし気になるのは、ツアー料金です。往復だけのものなら比較的安いのですが、いろいろな物を借りてしまうと、やはりそれなりの金額になってしまいますし、1万円を超えるような豪華なツアーもあります。
はての浜観光に回すお金をすこしでも増やしたいと思った時に、まず気がつくのは久米島までの交通費でしょう。飛行機の早期割引や、那覇までのLCCなどを活用すれば、久米島旅行の交通費をかなり減らすことができます。しかし、旅行のはるか前からいろいろと調べ、狙いどおりの料金で予約するのは、とても大変です。
それよりも簡単な方法は、旅行会社の販売している「久米島ツアー」をチェックすることです。多くの場合、普通に飛行機を予約するよりも、こうしたツアーに参加した方が安く久米島まで行くことができます。
もちろん、こちらも人気のツアーですから、飛行機と同様に安いものは売り切れ(満席)になりやすいのですが、調査というステップが無い分、早めに行動を起こせるはずです。予算に余裕ができれば、はての浜での楽しみの幅も広がります。うまく工夫して、はての浜への旅を楽しみましょう!
※本記事内の情報は、すべて2025年7月時点のものです。
ツアーの名前や内容は今後変更される可能性があります。
※ツアーの料金は、すべて大人1名の場合です。
※はての浜での滞在時間は、帰港時刻から出港時刻を引き、さらに平均的な往復の所要時間(30分×2)を引いて算出しています。たとえば10:00に出港・13:30に帰港なら、ツアー全体は3時間30分。ここから往復の所要時間を引いて、滞在時間は2時間30分となります。





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