この記事を書いた人 トリッパー編集部
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【一度は訪れたい!】北海道の花の見頃と絶景の花畑スポットを紹介
記事更新日: 2025-04-22
北海道の広大な大地に色とりどりの花々が咲き誇る季節がやってきました。春から夏にかけて見ごろを迎えるラベンダーやひまわり、芝桜など、まるで絵画のような絶景が各地に広がります。この記事では、北海道の花の開花時期とともに、一度は訪れたい花畑スポットを厳選してご紹介。大自然が織りなす感動の風景に、心癒される旅を始めませんか?
目次
5月 サクラ
本州のほとんどの地域では、4月中にはすべて散ってしまうサクラですが、北海道では5月になってからが見頃となります。ゴールデンウィークに北海道に来れば、1年で二回もサクラの花見ができるかもしれません。ただ、北海道のサクラは「エゾヤマザクラ」という品種が主流。本州で主流のソメイヨシノよりも色味が濃いピンクをしており、鮮やかです。もうひとつ多い品種が「チシマザクラ」。こちらは低木に咲き、満開の頃に花が白くなるのが特徴です。
五稜郭公園
北海道・函館を代表する桜の名所「五稜郭」。星形の堀をぐるりと囲むように咲く約1600本のソメイヨシノは、まさに圧巻。見頃は4月下旬〜5月上旬で、五稜郭タワーからの眺めは桜色に染まった星形の絶景が一望できます。堀沿いをのんびり散策したり、レジャーシートを広げてピクニックも◎。夜にはライトアップされ、幻想的な夜桜も楽しめます。周辺にはカフェや名物ラーメン店も多く、グルメも一緒に楽しめるのが魅力。春の函館を満喫するなら、五稜郭のお花見は外せません!
5月~6月 チューリップ
北海道に春の訪れを告げる花のうちのひとつが、このチューリップです。なんといっても品種が非常に多いのが特徴。赤・白・黄色だけではなく、紫やピンク、オレンジ、マーブルのように複雑な色が混ざったものなど、さまざまなカラーを楽しむことができます。ポップな色味が、いかにも春らしくワクワクさせてくれますね。
かみゆうべつチューリップ公園
見頃 5月~6月
国内トップのチューリップ畑が見られる「かみゆうべつチューリップ公園」ではなんと約200種ものチューリップを植栽しています。花の見頃は5月~6月で、風車小屋があったり、オランダ民族衣装を着て記念撮影ができるなど雰囲気もバツグンです。
5月中旬~6月中旬 シバザクラ
木に咲くサクラと違って地面にじゅうたんのように広がって咲くのが「シバザクラ」です。花の形はサクラに似ており、芝生のように広がることからこの名が付いています。ピンク色の雪が積もったような光景はため息が出るような美しさです。特に、北海道の広大な丘の斜面を使った花畑は圧巻の見応え。
芝ざくら滝上公園
芝ざくら滝上公園では斜面のほとんど、甲子園球場7倍の広さの丘が一面、ピンク色に染まります。花の見頃は5月上旬から5月下旬で、目で楽しめるだけではなく甘い香りが公園中に広がり、五感を使って楽しめます。インスタ映えになること間違いなし!
5月中旬~6月中旬 ツツジ
小樽市の花としても親しまれているのがツツジです。日本人にはとても馴染み深い花のひとつで、庭木や街路樹としてなどさまざまな場所で目にすることができます。子供の頃、蜜を吸ってみたことがある人も多いのではないでしょうか。白、赤、ピンクなどをメインに、紫や、複数の色が混じった花を咲かせる品種もあります。緑の葉の間にひしめくようにたくさん咲く大きめの花は、とても華やかです。
恵山つつじ公園
北海道函館市の恵山つつじ公園は、標高618メートルの恵山の山麓に広がる花の名所です。毎年5月中旬から下旬にかけて、約60万本のエゾヤマツツジが咲き誇り、山肌を鮮やかな紅色で染め上げます。園内には遊歩道も整備されており、花々に囲まれた散策を楽しむことができます。北海道で唯一群生するサラサドウダンや、白い花が特徴のエゾイソツツジも見どころ。秋にはサラサドウダンの紅葉も美しく、四季を通して自然の魅力が感じられるスポットです。函館市街地から車で約1時間とアクセスも良く、ドライブにもおすすめの観光地です。
5月下旬~6月下旬 ライラック
ライラックはヨーロッパからやってきた落葉樹で、枝の先に穂のような形で花をつけます。花の一つ一つは小さいのですが、香りも良く、固まってふさふさと咲くため見応えがあります。寒さに強い性質をもつため、北海道の公園や街路樹によく植えられています。ライラック色とも言われる明るい紫、ピンク、白っぽいものなどがあります。花びらの先が4つに裂けているものが普通ですが、まれに5つに裂けているものがあり、これは四つ葉のクローバーのように幸運をはこぶ「ラッキーライラック」と呼ばれています。ぜひ探してみたいところですね。
大通公園
見頃 5月中旬~6月初旬
1959年から続くライラックまつりが楽しめるのが、札幌大通公園です。札幌の街路樹や公園木として親しまれているライラックが見頃を迎える、初夏に開催されます。多くの市民も訪れる人気イベントで、大通会場では約400本のライラックを鑑賞することが出来ます。また、苗木のプレゼントやスタンプラリー、北海道グルメなどの出店もある楽しい内容となっています。5月中旬~下旬が大通会場、6月初旬にライラックの森がある川下会場にて例年開催されます。
6月上旬~中旬 スズラン
名前の通り、鈴のような形をしている花を咲かせるスズラン。小さな花がうつむくように複数連なって咲く、ひっそりとした可憐な姿が人々に愛されています。花の色は白が多いですが、ほんのり薄いピンクのものもあります。可愛らしい見た目とは裏腹に、実は毒を持っている花でもあります。もちろん、見て楽しむ分にはとても綺麗なだけでなんの害もありませんのでご安心を。北海道には日本一のスズラン群生地があります。
平取町芽生すずらん群生地
見頃 5月下旬~6月中旬
日本一のスズラン群生地である、平取町芽生すずらん群生地。札幌からは車で約100分の距離にあります。敷地内に立ち入るとスズランの甘い香りが立ち込めます。一般公開されるのは開花からの一ヶ月間だけであり、見頃に合わせて1周間の「すずらん鑑賞会」が開催されます。鑑賞会期間中の土日には先着100名にラッピングされた根付きスズランがプレゼントされるので、自宅に植えたい方にも人気です。また、鑑賞会では平取町ブランド牛のバーベキューも手ぶらで行って楽しむことが出来ます。スズラン鑑賞は無料です。
7月中旬~8月中旬 ラベンダー
北海道の花畑と聞いて、最も連想する人の多いのがラベンダー畑ではないでしょうか。濃い紫が有名ですがほかにもピンクや白などさまざま。強い香りを楽しむことが出来ます。ハーブとしても親しまれており、その香りはリラックスを促し、安眠効果があるといわれています。細い茎の先に穂型に固まって咲き、群生するタイプのため見た目も美しい花です。寒さに強い性質があるため、北海道にピッタリな植物でもあります。
ファーム富田
見頃 7月
北海道にラベンダーを見に来る方はほとんどがこのファーム富田を訪れるでしょう。国内外から、多くの観光客がやってくる有名な観光地です。見渡す限りの紫色が美しい「トラディショナルラベンダー畑」や、ボーダーを描くように、いくつもの色のラベンダーが植えられた「彩りの畑」はSNS映えのする写真が撮れると人気です。園内のポプリの舎などでおみやげを購入するのもオススメです。
7月下旬~8月下旬 ヒマワリ
夏のジリジリした暑さの中で咲くイメージが強いヒマワリは、北海道と結びつかないという方も多いかもしれません。ですが、日本一の規模のヒマワリ畑は北海道にあるのです。どこまでも続く大輪の花は存在感バツグン。背の高い花なのでお子様との記念撮影にもオススメです。主な見頃は7月~8月ですが、道北やオホーツク地方まで行けば、10月でもヒマワリを楽しめるところもあるというのが、北海道の広大さを伺わせますね。
北竜町 ひまわりの里
見頃 7月中旬~8月中旬
北竜町にある「ひまわりの里」で1979年に始められたヒマワリ栽培は、現在では日本で最大規模のヒマワリ畑にまで成長しました。東向き斜面の丘には、太陽に向かって豪快に咲き誇る150万本ものヒマワリが鑑賞できます。ひまわりは北竜町の町花でもあります。毎年、見頃には「ひまわりまつり」が行われています。24時間入場することができ、入場料は無料です。
6月中旬~9月中旬 ユリ
大輪の花を咲かせる豪華で上品なルックスと、芳醇で官能的な香りが楽しめるユリ。生花やブーケなどにも好んで使われます。札幌にある「百合が原公園」はその名の通りユリの名所です。さまざまな品種があり次々と開花していくので見頃が長く、ほかの花がほとんど終わりを告げても、まだ楽しめる場所も多いのが特徴。赤、白、ピンク、紫、オレンジなど色も多種多様です。草丈が1m前後にまでなる背の高いユリもあります。
百合が原公園
見頃 6月中旬~8月中旬(ユリ)
札幌市にある百合が原公園は、その名の通りユリの名所です。約100種類ものユリが鑑賞できる「世界のユリ広場」があり、さまざまな色や香りを楽しむことが出来ます。また、他にも多くの草花が育てられており、ラベンダー、サクラ、高山植物、バラ、スイセンなどなんと約6400種類もの植物を鑑賞できる、草花の楽園のようなスポットでもあります。そのため秋冬を除いていつでも何かしらの花に出会えます。園内には「リリートレイン」がゆっくりと走っており、列車内から花々をラクに鑑賞することもできるので、小さなお子様や年配の方にも安心です。