『大自然のなかでゆっくりとした時間が流れる美瑛のログハウスカフェ』

北海道のど真ん中。自然の風景以外にはなにもないところに、静かな時間が流れるカフェがあります。誰もが思い浮かべる北海道の風景を楽しめるところ美瑛。小高い場所に建つ山小屋風のログハウスは樹木に覆われて、大自然が満喫できる最高のロケーションを約束してくれます。

◆山小屋にいくTPOが必要

美瑛がどんな場所かは知らなくても、カーナビがあれば大丈夫。道内に住んでいてもこのカフェがなければ、たぶん行くことのない小さな町です。旭川市内から遠いことは覚悟していても、もしかしたらカーナビが間違っているのではと、心配になるほどの距離があります。

美瑛の丘とは言え鬱蒼と茂った山林のなかに手作りで木を切り倒し、皮をむいて組み上げたログハウスがあるはずです。駐車場はずっと下にたくさん車が停まっているところです。そこからは専用の小路を登って入口へとたどり着きます。

あまりにも有名なお店で、外のベンチに座るだけでも…というくらいの待ち時間が必要です。と言うことで服装は旅行用のドレスアップ型じゃなく、山林向きの恰好で特にシューズには気をつけた方がいいと思います。

そう、ここは山小屋風のゆったりと時間が流れるカフェ「カフェ・ド・ラ・ぺ（Cafe de La Paix）」なのです。

◆オーナーが過ごした海外の話題で盛り上る

「カフェ・ド・ラ・ペ」は冬季の間、休業しています。オーナーはその期間を海外の港町に行って、アパートを借りてリフレッシュしています。毎年楽しい話題持ち帰ってくれるので、熱が冷めないシーズン初めは何かと楽しい時間を過ごせるかもしれません。

ご夫妻で切り盛りしていますが、海外での生活が長かったことから、日本では知られていない美味しいワインや家庭でしか食べない食事などの話題も興味深いとことです。知らない情報って、聞いているうちにだんだん耳が大きくなってしまいそう、そんなフレンドリーなカフェです。

◆北海道では珍しいラクレットに舌鼓

トップメニューはラクレット。鉄板焼きのように荒挽きソーセージや地元のジャガイモに火を通して、香り立つトロトロのチーズをつければ最高の味が約束されます。焼ける間のワクワク感とお店の雰囲気が相まって、非日常の特別な時間を過ごしていることが時間できると思います。

ほかにも地元の豚肉を使ったローストポークや、大きなエビが姿で入ったカレーも絶品です。どの料理もこれが山奥のカフェで出されるの？というくらい完成度の高いものを提供してくれます。

初老（ちょっと失礼かな？）のオーナー夫妻の心配りと、他にはない手作りログハウスの雰囲気。そして美味しい料理が楽しめる最高の時間が約束されています。