この記事を書いた人 トリッパー編集部
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黒島での移動手段は?おすすめの観光地と移動時間をご紹介します!
記事作成日: 2018-09-06
八重山諸島に属する「黒島」は、石垣島から離島めぐりで行くことのできる島の1つです。島の一番の魅力は、人の数よりも牛の数の方が多い!と言われるほどに盛んな牛の牧畜。島の中央部に広がる広大な放牧場では、のんびり草を食む牛たちの姿を遠くから眺められますよ~。
そんな黒島ですが、いざ島に到着してから、どんな方法で島内を移動できるのか?観光スポットは何があるのか?・・・分からなくて困る方も多いのではないでしょうか?!
牛を眺めながらのんびり過ごすだけのつもりでも、事前にある程度は、島の情報を知っておきたいもの。今回は、黒島の中での移動手段や、おすすめの観光地・そこまでの移動時間について、詳しくご案内します。これから黒島へ遊びに行ってみたいと思う方は、ぜひ参考にしてみてくださいね~。
目次
黒島ってどんな島?
黒島は、八重山諸島に属するハートの形をした小さな離島で、「ハートアイランド」とも呼ばれています。石垣島からだと、高速船にて約25分~30分で行くことができます。1日の高速船の便数も6本運航しており、石垣島から日帰りで遊びに行くことも可能なんですよ~。
島の人口は219人(約120世帯が、郵便局や学校のある東筋を中心に、伊里・伊古・仲本・宮里の5つの集落で生活)、面積は10.02km2/周囲は12.62kmと、自転車でも約2時間で周遊できるほどの広さ。最高標高14mと、アップダウンの少ない平坦な地形の島です。
人口の10倍以上・約3,000頭の牛が放牧されており、島のほとんどが牧場と言ってもいいほどに牧畜が盛んです。また、ウミガメが産卵に訪れることで知られる「西の浜」とその研究施設は、他の島には無い魅力! 日本の道100選に選ばれた石垣や赤瓦屋根の美しい道や、日本国内最大のサンゴ礁域でもある島周辺の石西礁湖でのシュノーケリングなど、他にも見どころあり。そして毎年2月の最終日曜日に行われる「黒島牛祭り」では、牛1頭が当たる抽選会も行われているなど、多くの人で賑わう人気のイベントですよ~。
黒島での移動手段は?
黒島では、主に「レンタサイクル」「レンタバイク」「レンタカー」「観光バス」で島内を移動することができます。島を1周するには、自転車で約2時間ほどの広さなので、徒歩だけでの移動は避けたほうが無難ですよ~。また路線バスやタクシーはありません。ここでは、それぞれの移動手段についてご説明します。
レンタサイクル
黒島は、アップダウンの少ない平坦な地形の島。自転車なら約2時間で1周できるちょうどよい広さなので、自転車での周遊が一番のおすすめですよ~。なお黒島のほとんどの宿では、自転車の貸し出しをしていますので、滞在前にご確認を~。 日帰りの人や、宿でレンタルできない人は、レンタサイクルを利用してくださいね。ただし台数に限りがありますので、事前に予約できるか?問い合わせしましょう。黒島での主なレンタサイクルショップは以下の2社。どちらも黒島港の近くにあります。レンタル料金は、それぞれ少しずつ違っているので、ご注意くださいね。
●ハートらんどレンタサイクル&パーラー
http://yaenavi.com/shop/2328.html
「ハートらんどレンタサイクル&パーラー」は、レンタサイクルを取り扱っているお店です。黒島港の目の前にあり、大きな黒い牛の像が目印! 観光スポットを分かりやすく紹介した地図もありますよ~。またパーラー併設なので、レンタサイクルで黒島サイクリングを楽しんだ後は、ちょっと休憩することもできます。おすすめメニューは、自家製味噌の「味噌そば(700円)」と「アイスの天ぷら(600円)」、そして「黒島の青豆ぜんざい(500円)」だとか?!ハートらんどレンタサイクル&パーラーで取り扱っているレンタサイクルの種類と料金については、以下のとおりです。
・レンタサイクル・・・1時間200円/5時間以上1,000円
●まっちゃおばーのレンタサイクル
https://www.ritou.com/spot/view-kuroshima-k26.html
https://www.churashima.net/shima/kuro/cycle200705/index.html
「まっちゃおばーのレンタサイクル」は、レンタカバイク・レンタサイクルを取り扱っているお店です。黒島港のすぐ裏にあり、船の到着時刻に合わせてお店の人が港で待機していますよ。まっちゃおばーのレンタサイクルで取り扱っているレンタサイクルの種類と料金については、以下のとおりです。
・レンタサイクル・・・1時間300円/1日1,000円
※子供用自転車・子供用補助席付き自転車の有無は、直接ご確認ください。
レンタバイク
黒島は、バイクなら約1時間で周遊できるくらいの広さの島。滞在時間が限られる場合は、レンタサイクルよりもレンタバイクの方が便利ですよね。レンタサイクルを取り扱っている「まっちゃおばーのレンタサイクル」では、レンタバイクも借りることができます。
https://www.ritou.com/spot/view-kuroshima-k26.html
https://www.churashima.net/shima/kuro/cycle200705/index.html
まっちゃおばーのレンタサイクルの店舗は黒島港のすぐ裏、船の到着時刻に合わせて、お店の人が港で待機しています。取り扱っているレンタバイクの種類と料金については、直接お問い合わせください。
レンタカー
黒島では、「黒島レンタカー」にて、レンタカーを借りることも可能です。
http://www.kurosima.net/traffic.php
高齢の方や、小さなお子様連れの方は、レンタカーが安心ですよね。黒島レンタカーの店舗は、黒島港から約2km(東筋集落内)にあります。ただし車両数は3台(2010年3月現在)と少ないので、事前の予約をおすすめします。またレンタカーの種類と料金については、直接お問い合わせを!
観光バス
黒島では、「黒島観光」の観光バスも運行しています。
https://sotoasobi.net/activity/snorkelling/10/47/blog/kuroshima-snorkelling
観光バスでは、約1時間で島内の観光スポットを周遊。また料金は、港~集落まで300円、島内観光1,500円など。船の到着に合わせて港に来ているようです。詳しくは直接お問い合わせくださいね。
ここだけは見ておきたいおすすめ観光地
黒島では、牛を存分に眺められる放牧場以外に、どのような観光地があるのでしょうか?ここだけはぜひ見ておいてほしい!おすすめの観光地をご案内します。
伊古桟橋(いこさんばし)
黒島の北側にある「伊古桟橋(いこさんばし)」は、かつて伊古集落が栄えた頃は船着き場として盛んに使われていましたが、現在は島人が釣りや夕暮れを散策するのに使われているそう。遠浅の青い海に向かって真っすぐに伸びる長さ約354mの桟橋で、2005年に国の登録有形文化財に登録されています。黒島港からだと自転車にて約11分(2.2km)で行くことができます。
黒島展望台
黒島港と東筋集落を結ぶ県道脇・黒島小中学校の隣にある「黒島展望台」は、高さ10mのシンプルな展望台です。ここからは黒島の広大な牧草地から、その先に広がる海までを見渡せますよ~。晴れた日には石垣島・竹富島・西表島も見えるとか?!黒島港からだと自転車にて約9分(1.7km)で行くことができます。
黒島灯台
黒島の集落から牧場を抜けた最南端、ハート形のとがった部分に建っているのが「黒島灯台」。灯台周辺は何もない岩場ですが、目の前に広がっているのはエメラルドグリーンのリーフと広大な外洋! 灯台の中には入ることはできませんが、のんびり綺麗な海を眺めるのにはうってつけの観光スポットです。また11月頃~水平線上に南十字星が見えるそう!黒島港からだと自転車にて約25分(4.5km)で行けますよ~。
西の浜・黒島研究所
黒島港の近く、島の北西部にある「西の浜」は、ウミガメが産卵にやってくることで有名なビーチです。ウミガメが産卵に訪れるのは、4月~9月の夜。目の前には西表島や新城島が広がり、約2kmに渡って白い砂浜とエメラルドグリーンの海が続いています。また近くにある海中生物の研究機関「黒島研究所」では、ウミガメやサンゴ・黒島周辺の生き物を展示していますよ~。西の浜での海水浴を楽しんだ後に、黒島研究所に立ち寄ってみてもいいですね!黒島港からだと自転車にて約3分(約800m)で行くことができます。
仲本海岸
黒島の西側に広がる「仲本海岸」は、シュノーケリングにおすすめのビーチです。ここではリーフにサンゴがたくさん生息しているため、気軽に熱帯魚等の観察ができる人気のスポット。干潮時には、リーフの内側が天然プールのようになって、海水浴に最適ですよ~。ただし遊泳中の事故が多い場所なので、1人では泳ぐのは避け、ライフジャケットの着用がおすすめです。黒島港からは自転車で約9分(約1.8km)の場所にあります。
プズマリ
黒島の西側、宮里海岸の入口にある「プズマリ」は、琉球石灰石を積み重ねた丸い小山です。琉球王府時代、開場の監視や船の通報のため烽火を上げていた、「黒島口節」に歌われる「メーヌタムカイ」のことです。またプズマリの周辺からは、土器や貝類が出土する遺跡としても知られています。黒島港からは自転車で約10分(約2km)で行くことができますよ~。
ノッチと振り向き牛の岩
黒島の西側、宮里海岸にある不思議な岩「ノッチと振り向き牛の岩」。ノッチとは、波や生き物たちの働きにより、根元が少しずつえぐられていき、細くなった隆起サンゴ礁の地形のこと。ここにある、まるで牛が振り向いたような形の岩を、地元の人達は「振り向き牛の岩」と呼んでいるそう。まさに自然が作り出した不思議な形の芸術作品!黒島に遊びに行ったら、ぜひ観に行ってみてください。
東筋(あがりすじ)集落~黒島港
黒島の「東筋(あがりすじ)集落~黒島港」の道のりは、日本の道100選に選ばれています。昔ながらの石垣や、赤瓦屋根が観られるとあって、サイクリングでの散策にも最適のエリアですよ~。他の観光スポットを訪れる際に、ぜひその景色もご堪能くださいね。