この記事を書いた人 トリッパー編集部
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竹富島での移動手段は?おすすめの観光地と移動時間をご紹介します!
記事作成日: 2018-08-06
石垣島から一番近い離島「竹富島」は、離島めぐりで行ける人気の島の1つです。島の一番の魅力は、古き良き沖縄の原風景が残さていること。のんびりと水牛車に乗って、赤瓦の集落や、昔ながらの懐かしい街並みを見ることができます。
そんな竹富島ですが、いざ島に到着したら、どんな方法で島内を移動できるのか?どこを観光したらいいのか?・・・分からなくて困る方も多いのではないでしょうか?!
やはり充実した旅にするためには、島の情報を事前に知っておきたいものですよね。今回は、竹富島の中での移動手段や、おすすめの観光地・そこまでの移動時間について、詳しくご案内します。これから竹富島へ遊びに行く予定がある方は、ぜひ参考にしてみてくださいね~。
目次
竹富島ってどんな島?
竹富島は、石垣島から一番近くにある離島。石垣島から高速船で竹富東港まで約10分~15分で行ける便利なロケーションにあります。
また石垣島から行ける離島の中では、1日の高速船の便数が最も多く運航しているため、八重山諸島の中では石垣島の次に多くの観光客が訪れる島です。
島の人口は174世帯326人(2011年9月現在)、面積は5.42km2/周囲は9.2kmと自転車で周っても半日かからない大きさで、最高標高が21mと平坦な地形で、展望台を除くと集落の家の屋根が一番高いのでは?と言われています。
古来より竹富島は「タキドゥン(テードゥン)」とも呼ばれ、昔ながらの街並みが今でも大切にされています。
沖縄ならではの美しいビーチや砂浜はもちろんですが、赤瓦屋根の集落やシーサー、白砂が敷き詰められた路地、琉球石灰岩が積み上げられた塀、そして年間を通して咲き誇るハイビスカスやブーゲンビレアの花など、古き良き沖縄の原風景の中をのんびりと水牛車で観光できるのが、この島の魅力ですよ~。
竹富島での移動手段は?
竹富島では、どのような方法で島内を移動できるのでしょうか?ここでは、その手段についてご説明します。
レンタサイクル(自転車)
竹富島は、起伏の少ない平坦な地形の島。集落観光はもちろん!海やビーチも美しいので、自転車で自由に散策するのにぴったり~。手軽に利用できる「レンタサイクル(自転車)」が、おすすめです。
まず竹富島での主なレンタサイクルショップは、以下の4社。竹富島の港~それぞれのレンタサイクル店舗間を、車またはバスにて無料送迎してもらい、その後自転車を借りることができます。
その際、どのレンタサイクルショップを選ぶのか?は、事前に決めておいても当日の勘頼りでも、どちらでもOK。また自転車のレンタル料金は、基本的に各社同額ですが、一部車種などは微妙に料金が異なります。
●友利レンタサイクル
「友利レンタサイクル」は、自転車の品揃え・台数が豊富なレンタサイクルショップです。
レンタサイクルご利用のお客様向けに、専用の送迎バスでの無料送迎を行っています。(港⇔お店)荷物棚の利用が無料なのも嬉しいですね。
電動アシスト自転車にはお子様用台の前乗せタイプ・後ろ乗せタイプがありますので、お子様連れの方でも竹富島でのサイクリングを楽しめるのが嬉しいですね!
友利レンタサイクルで取り扱っている自転車の種類と料金については、以下のとおりです。
・普通自転車/子供用自転車
初乗り2時間迄 | 1,000円 |
3時間迄 | 1,450円 |
4時間迄 | 1,850円 |
4時間超~営業時間終了迄 | 2,200円 |
・マウンテンバイク/ファットバイク
初乗り2時間迄 | 1,500円 |
3時間迄 | 2,150円 |
4時間迄 | 2,750円 |
4時間超~営業時間終了迄 | 3,300円 |
・電動アシスト自転車
初乗り2時間迄 | 1,750円 |
3時間迄 | 2,500円 |
4時間迄 | 3,200円 |
4時間超~営業時間終了迄 | 3,850円 |
・電動アシスト自転車(前後子供席付)
初乗り2時間迄 | 2,250円 |
3時間迄 | 3,250円 |
4時間迄 | 4,150円 |
4時間超~営業時間終了迄 | 4,950円 |
※お子様用台目安・・・前台:1~3歳 15kg未満/後台:2~5歳 20kg未満
※子乗せシートのご利用は1歳~未就学児に限ります。
※お子様とご乗車の際は、必ず子乗せシートをご利用ください。(抱っこ、おんぶでのご乗車不可)
・2人乗り自転車
初乗り2時間迄 | 3,000円 |
3時間迄 | 4,300円 |
4時間迄 | 5,500円 |
4時間超~営業時間終了迄 | 6,600円 |
●丸八レンタサイクル
「丸八レンタサイクル」は、港から徒歩15分のレンタサイクルショップです。
丸八レンタサイクルで取り扱っている自転車の種類と料金については、以下のとおりです。
・大人用~小人用・・・1,000円~
・電動アシスト・・・1,600円~
●新田観光
「新田観光」は、コンドイビーチまで自転車で10分ほど、星砂の浜までは15分ほどの距離にあるレンタルショップです。水牛車観光も取り扱っていますが、現在運休しています。
竹富港からは、お客様専用の送迎バスの利用が可能な他、「なごみの塔」から徒歩2分、バス停「タカミネ」から徒歩1分とアクセス抜群!
新田観光で取り扱っている自転車の車種と料金については、以下のとおりです。
・シティサイクル、子供用自転車、チャイルドシート付自転車
初乗り2時間まで | 1,000円 |
3時間まで | 1,500円 |
最大 | 2,000円 |
※ヘルメット貸出:500円/1個(数に限りがございます。)
●竹富観光センター
「竹富観光センター」は、新田観光同様に、水牛車観光も取り扱っているレンタルショップです。
レンタサイクルを利用できるのは、水牛車に乗った方のみとなりますのご注意ください。
竹富観光センターで取り扱っている自転車の種類と料金については、以下のとおりです。
・普通自転車
1日 | 2,000円 |
・電動自転車(小さなお子様連れのお客様のみ)
1日 | 4,000円 |
竹富島では、基本的にどのレンタサイクルショップでも事前予約は受付していませんが、周遊観光プランやオプションといった形で事前に予約できるケースもあります。繁忙期などに行かれる方は、事前の予約もご検討くださいね。
水牛
竹富島といえば、水牛観光を思い浮かべる方も多いですよね。実は水牛は、人間よりも歩くスピードが遅い動物。水牛観光では、沖縄の原風景の中を、ゆっくりのんびりしたスピードで散策できますよ~。
のどかな竹富島だからこそ楽しめる!贅沢な島時間を過ごしてみてはいかがでしょうか?
まず竹富島で水牛に乗れるのは、先ほどのレンタサイクルを利用できる店舗としてご紹介した「新田観光」「竹富観光センター」の2社です。(※現在、「新田観光」は水牛車観光を運休中です。)
竹富島の港~水牛車乗り場間の無料送迎バスがあり、水牛観光ツアーの所要時間は30分ほど。ガイドの解説や、三線の音色、そして心地良い揺れに癒されつつも、集落内をのんびり巡ることができます。
●竹富観光センター
竹富観光センターでは、水牛観光の予約なしで乗車が可能です。
料金は、大人(中学生以上):3,000円、小人(3歳以上~小学生まで)1,500円、幼児(0~2歳まで)は大人1名につき1人無料になります。
●新田観光
※現在運休中
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巡回バス
竹富島には、竹富島交通の巡回バスも運行しています。(https://takekou.info/)
ただし、竹富島の港出発以外は、乗車時刻の15分前までに予約が必要な完全予約制となります。運行ルートは、港~海浜~集落~港の順となり、逆行程での利用はできず、降車予約のないバス停には立ち寄らないこともあるので、ご注意くださいね。
巡回バスの運賃については、以下のとおりです。
普通旅客運賃(1回乗車毎)大人:300円 小人(小学生):150円
※幼児は同伴者1名につき1名は無償(ひざ上乗車)
※同伴者1名につき幼児が2名を超える場合、もしくはひざ上乗車ではなく席が必要な場合は1名につき小学生料金1名分が必要。
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徒歩
竹富島は、自転車で周っても半日かからないくらいの大きさの島です。
竹富島の港から「竹富島ゆがふ館」や、国の重要伝統的建造物群保存地区にある「集落」や「あかやま展望台」、ミンサー帯や芭蕉布など伝統的な織物が受け継がれている「竹富民芸館」までなら、約15分~20分(約1~1.5kmほど)で歩いていくことができます。
その他
竹富島には、レンタカーやレンタバイクはありませんが、貸切タクシーがあります。ただし事前予約制で、流しのタクシーはありませんので、ご注意くださいね。
ここだけは見ておきたいおすすめ観光地
竹富島では、どのような観光地があるのでしょうか?ここだけはぜひ見ておいてほしい!おすすめの観光地をご案内します。
集落(国の重要伝統的建造物群保存地区)
竹富島で、最も外せない観光スポットが「集落」です。
竹富島の島の中央部に位置し、港からだと徒歩で15分~20分ほどの場所に位置しています。東屋敷・西屋敷・仲筋の合計3つの集落が集中し、集落の周りを1周すると、だいたい自転車で約20分程度/約3.2kmくらいになっています。
竹富島の集落は、昭和62年に文化庁の「国の重要伝統的建造物群保存地区」に選定されており、赤瓦の伝統的な街並みなど、昔ながらの沖縄の原風景を眺めることができるのが魅力的ですよ~。
コンドイ浜・コンドイビーチ
竹富島には、美しいビーチがいくつかありますが、その1つが「コンドイ浜・コンドイビーチ」です。
竹富島の西海岸の真ん中あたりに位置し、港からだと約2.5km/徒歩で31分ほど、集落からだと約1.2km/徒歩で14分ほどの場所にあります。港から直接向かう場合は、レンタサイクルまたは巡回バスの利用がおすすめですね!
コンドイ浜・コンドイビーチでは、どこまでも透き通った美しい海の色と眩しく輝く白砂ビーチが素晴らしいですよ~。まさに南の島に来た!と実感すること間違いなしです。
また遠浅でほとんど波の無い穏やかな海で珊瑚・魚は少ないため、シュノーケリングよりも海水浴向きです。そして西海岸側にあるため、夕日が見られるポイントとしても人気ですよ~。
それほど観光化されていないビーチですが、更衣室・トイレは有り、海の家は無いので飲み物・食べ物は持参しましょう。
カイジ浜
竹富島の「カイジ浜」は、星や太陽の形をした砂を見つけられる「星砂の浜」として知られたビーチです。
竹富島の西海岸の真ん中より下・コンドイビーチの下に位置し、港からだと約2.8km/徒歩で35分ほど、集落からだと約1.4km/徒歩で17分ほどの場所にあります。こちらも港から直接向かう場合は、レンタサイクルまたは巡回バスの利用がおすすめですよ~。
カイジ浜は、潮の流れが速いため遊泳禁止ですが、コンドイビーチからも徒歩8分ほどの場所にあるので、コンドイビーチで海水浴をした後にちょっと立ち寄ってもいいですね。
ちなみにカイジ浜は国立公園となり、砂の持ち帰りは禁止されています!ご注意くださいね~。
西桟橋
美しい夕日が見られるのが人気のスポットが「西桟橋」です。
竹富島の西海岸の真ん中より上・コンドイビーチの上に位置し、港からだと約2.0km/徒歩で24分ほど、集落からだと約1.5km/徒歩で18分ほどの場所にあります。こちらも港から直接向かう場合は、レンタサイクルまたは巡回バスの利用がおすすめですよ~。
ちなみに西桟橋は、巡回バスの「旧ビジターセンター」が最寄りのバス停で、ここから約240m/徒歩で3分ほどの場所にあります。
西桟橋は、海に向かって伸びる長さ105mの桟橋で、かつて西表島からの船の荷揚げに使われていました。今では美しい夕日が人気の観光スポットで、日中ものんびりと真っ青な海を眺めるのに絶好の場所です。
2005年に国の「登録有形文化財」に登録されたことでも知られています。
アイヤル浜
竹富島の穴場ビーチ的存在なのが「アイヤル浜」です。
竹富島の東海岸の下の方に位置し、港からだと約2.6km/徒歩で32分ほど、集落からだと約1.9km/徒歩で23分ほどの場所にあります。巡回バスの運行ルートから離れた場所にあるため、港から直接向かう場合は、レンタサイクルを利用しましょう。
アイヤル浜は、島の中心地や集落から距離があるため、訪れる観光客も少なく、とっても静かに過ごせる場所。また目の前にはコバルトブルーの綺麗な海や、観光地化されていない自然の砂浜が広がる穴場的存在ですよ~。
そして東海岸側にあるため、海から昇っていく朝日を見られるのも魅力的です。
あかやま展望台
竹富島の「あかやま展望台」は、島で一番の高さから絶景を眺められる展望台です。
竹富島集落の中心地にあり、港からだと約1.4km/徒歩18分くらいで行くことができます。
竹富島ならではの赤瓦の集落や、島を取り囲む海への景色、そして周辺の離島まで、360°パノラマで見渡すことができます。島で一番の高さを誇る展望台で、料金は1人あたり100円、入口横の料金箱にお金を入れてから登りましょう。
またここでは、竹富島の各種お土産物も販売。生搾りのさとうきびジュースや、竹富島Tシャツなど、お土産探しに出かけてみてもいいですね。
竹富民芸館
「竹富民芸館」は、ミンサー帯や芭蕉布など伝統的な織物が受け継がれている竹富島の民芸館です。
港からだと約1.4km/徒歩で16分ほど、集落からだと約1.1km/徒歩で14分ほどの場所にあります。港から直接向かう場合は、徒歩・レンタサイクルを利用するか、巡回バスのバス停「新田観光」から徒歩1分~2分の場所にあります。
芭蕉布が織り上がるまでの作業工程をパネル展示、そして機織りの実演も見学可能。機織り体験コーナーもありますので、興味がある方はぜひ!(糸代のみ実費が必要です)。
竹富民芸館は入館無料なので、気軽に立ち寄ってみては?!
竹富島ゆがふ館
竹富島の自然と伝統文化・芸能を紹介する施設が「竹富島ゆがふ館」です。
館の名前は「天からのご加護により豊穣を賜る」という意味の「ゆがふ=世果報」が由来で、来島者と島民の間に、より良い交流が行われることを願って名付けられたそうです。
ここでは竹富島のフィールドミュージアムのインフォメーション施設として、旬の情報を提供。入館料は無料です。
港から約400m/徒歩5分とほど近い場所にあるので、竹富島に着いてすぐ、または帰りのフェリーの待ち時間などに立ち寄ってみてもいいですね~。