1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | |
平均気温(°C) | 17.0 | 17.1 | 18.9 | 21.4 | 24.0 | 26.8 | 28.9 | 28.7 | 27.6 | 25.2 | 22.1 | 18.7 |
降水量(mm) | 107.0 | 119.7 | 161.4 | 165.7 | 231.6 | 247.2 | 141.4 | 240.5 | 260.5 | 152.9 | 110.2 | 102.8 |
日本の南西端に位置する沖縄の夏の日差しは非常に強いですが、海に囲まれているため気温は上がりにくく、そこまで極端に暑くはなりません。8月でも、平均気温は東京や大阪と同じ程度です。年間を通しての平均気温の変化も、最も寒い時期と暑い時期の差が約12度と、20度以上も上下する東京や大阪より、ずっとおだやかです。ただし、12月から3月すぎまでは風が強く吹く日もあり、体感的には17~18度という数字よりも寒く感じられます。一方、降水量は他の地域よりも多めです。ただし、7月だけはとても少なく、他の多くの地域とほぼ変わらない数字になっています。
那覇平均気温17.0℃
最も寒くなる月です。必要に応じて、靴下やブーツなど足元の防寒もしっかり行いましょう。
那覇平均気温17.1℃
冬の終わりを感じる月です。たまに気温の高くなる日も出てきますが、朝晩の冷え込みには要注意です。
那覇平均気温18.9℃
上旬はまだ肌寒く、上着が欲しくなる日も多い月です。下旬になれば、半袖ですごせる日も増えてきます。
那覇平均気温21.4℃
晴れなら半袖でも大丈夫な月です。日差しが強い日は、そろそろ日焼け止めの準備が必要です。上着の用意があればどちらも安心です。
那覇平均気温24.0℃
ハーリーという大きなイベントやゴールデンウィークのある人気の月です。湿度が高くなり、雨も増えてきます。
那覇平均気温26.8℃
雨の多さと湿度の高さに悩まされる月です。できるだけ通気性の良い服装を選びましょう。また、折りたたみ傘は常備しましょう。
那覇平均気温28.9℃
雨が少なく、海で遊ぶのに最適な月です。日差しも強いため、紫外線や熱中症対策は万全にしましょう。
那覇平均気温28.7℃
気温がまだ高く、7月に引き続き夏を満喫できる月です。下旬に入るといくらか暑さが和らぎます。
那覇平均気温27.6℃
天候の不安定な月です。服装は雨対策を重視しましょう。気温が下がり始める下旬には長袖も役に立ちます。
那覇平均気温25.2℃
暑さの落ち着き始める月です。紫外線はまだ多いため、この月までは対策を怠らないようにしましょう。
那覇平均気温22.1℃
温度と湿度が低い、爽やかな月です。服も靴も、真夏のスタイルで1日すごすのは難しくなってきます。
那覇平均気温18.7℃
風の冷たさが厳しくなる月です。風を防いでくれるものが一枚あると、だいぶ楽になります。
海開きはいつ?
一部、3月中旬からという所もありますが、沖縄では基本的に3月の下旬から4月の上旬にかけて海開きが行われます。しかし、この日から毎日泳げるというわけではありません。この時期の(1日全体の)平均気温は20度前後ですが、4月の(最も暑い時間帯の)最高気温は25度を超えることもあり、東京の6月の最高気温の月平均とほぼ同じになります。そのため、よく晴れた日なら泳げないこともないのですが、4月はまだそのような日が少なく、それをすぎて5月や6月になると、今度は梅雨で雨が増えてしまいます。7月になれば大丈夫ですが、4月から6月に沖縄へ行く場合は「天候次第で泳げないかもしれない」という可能性も考えておいた方が良いでしょう。
実は晴天率は低い?
「沖縄」という単語からすぐに思い浮かぶのは美しい海と青い空ですが、実際には毎年9月は15日程度、それ以外の月も10日前後、雨が降っています。そのため、沖縄旅行の経験者からは「思ったほど晴天続きではなかった」という話を聞くことがあるかもしれません。 しかし、これはたとえ30分でも雨が降れば1日とカウントした場合の話で、朝からずっと雨が降り続く日はそう多くはありません。晴天の状態から一時的にザアッと降る日や、曇った状態からすこしだけ降る、という日も多いのです。 とはいえ、時には長雨が多い年もあります。朝からの雨が長引きそうな日には、美ら海水族館や首里城、沖縄県立博物館など、雨と関係無く楽しめる施設を訪れてみてはいかがでしょう。
どれぐらい島があるの?
沖縄県は沖縄本島だけでなく、それを含めた大小さまざまな島によって構成されています。その最北端は沖縄本島の北側にある「硫黄鳥島」、最西端は「北大東島」で、南西の端には「波照間島」と「与那国島」があります。 試しに地図の上で、この波照間島と与那国島が九州の中に入るように全体を北東に動かしていくと、沖縄本島は大阪の辺りになり、北大東島は千葉(の南側の沖)よりもさらに東に位置します。 この広大な範囲の中には、人が住んでいる島が49島、0.01平方km以上の島は160島あるとされていますが、そうした制限を無くして「島」という扱いのものをすべて数えると、沖縄本島を含めて363島もあります。 みなさんも久米島や宮古島、石垣島といった名前を聞いたことがあるでしょう。沖縄本島ばかりでなく、気候や文化の異なるこうした他の島々にも、それぞれの魅力があります。
電車が無いって本当?
小さな島はともかく、1,207平方kmもある沖縄本島には鉄道がありそうに思えます。 確かに、戦前には電車が走っていた時期があり、戦後もサトウキビを運ぶための貨物列車は存在したのですが、現在、普通の電車を見かけることはありません。 一応、2003年に開業した「ゆいレール」は、レールの上を電気で走るモノレールということで、分類上は電車とされています。しかし、一般的な電車とはだいぶイメージが違いますし、カバーしている範囲も空港周辺の一部に限られます。 そのため、沖縄での主な移動手段は「レンタカー」「バス」「タクシー」の三つになります。 タクシーはコストが高くなりますが移動が楽ですし、バスはうまく使えば安くなる半面、バス停の場所と時間に縛られます。レンタカーは自由に移動しやすいものの、運転が必要です。このように、それぞれ長所と短所がありますから、よく考えて使い分けてみてください。 また、移動距離が短く、体力にも不安が無い場合は、自転車も小回りが利いて便利です。
サーフィンはできる?
沖縄の青く澄んだ海でダイビングを楽しむ写真や映像はよく紹介されますが、同じマリンスポーツのサーフィンは他の県とは状況が異なるため、現在の沖縄ではそれほどメジャーとは言えない状況です。 具体的には、島の周囲がサンゴ礁で囲まれているため、サーフィンのできるポイントや時間が限られることや、鋭いサンゴによる人や物の事故への対策が必要なことなどが問題となっています。 こうした違いについて学び、準備を整えてから出発すればサーフィンを楽しむことも不可能ではありませんが、不安がある場合はウィンドサーフィンやスタンドアップパドルのような他のスポーツを考えてみるのも良いかもしれません。