屋久島の世界遺産って何?|トラベルマルシェ

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屋久島への旅Q&A

屋久島にへどうやって行くの?屋久島での過ごし方は?
屋久島への旅をよりよくするためによくある質問に答えるよ!

屋久島の世界遺産って何?

屋久島の一部は、世界遺産に登録されていることでも有名なんだよ。

世界遺産って何なのか知っているかい?世界中の人々が未来へと伝えていくべき人類共通の遺産を登録し広く示すことで、 世界中にある僕たちにとって大事なモノを保護していこうという制度のことなんだ。
そんな世界遺産のひとつ、めずらしくてずっと変わらない価値を持っている地形や生態系を登録する自然遺産として登録されているのが屋久島なんだ。

屋久島は1933年に、日本で初めて世界遺産に登録された島なんだよ。

といっても屋久島全体が世界遺産だというわけではないんだ。
島全体のだいたい20%、広さにして10,747haの範囲が世界遺産になってるんだよ。想像より狭いかもしれないね。
どんな地域かっていうと、まずは屋久島国立公園と森林生態系保護地域の一部、それから原生自然環境保全地域っていう昔から自生している植物を保護している地域と、 国が指定した天然記念物の屋久島スギ原生林が全部含まれているんだ。
海岸線の照葉樹林帯にはじまって、山岳部のスギ山帯、ヤクシマダケ草原帯という広い地域に及んでいることが特徴的なんだよ。

それじゃあどうして、屋久島が世界遺産に登録されたのかって気になるよね。

それにはいくつか理由があるんだけれど、まずひとつめは、日本固有の植物であるスギのすぐれた生育地であるってこと。
日本らしい自然景観が評価されたんだ。「洋上アルプス」と呼ばれる美しい山々があることも有名だね。
ふたつめの理由は、ひとつの島の中で亜熱帯から冷温帯まで様々な気候の土地があって、様々な植生をみることができること。
北海道から九州までの気候がぜんぶ屋久島の中でみることができるんだよ。
それに加えて樹齢が数千年にもなるようなヤクスギなどの森林も、世界でも例を見ない珍しいものだとされているんだ。
屋久島だけでしか見られない植物もたくさんいるんだよ。
アカヒゲやアカコッコといった絶滅するかもしれないと言われているような貴重な植物も自生していることも覚えておいてね。
また、たくさんの人が島の中で生活していながら、同時に豊かな自然も残されているということに大きな価値があるとも言われているんだ。

屋久島といえば、ヤクスギという名前をよく耳にするよね。

ヤクスギはもちろん屋久島だけでしか見られないスギなんだ。
ヤクスギの特徴は、とにかく樹齢が長いものが多いことなんだ。なんと直径が3~5mにもなるものだってあるんだ。
数千年の樹齢を持つ大きな樹木は世界でも貴重なものなんだ。
もうひとつ屋久島で有名な縄文杉(じょうもんすぎ)も、このヤクスギの一種なんだよ。
今まで見つかっているヤクスギの中で一番大きな木なんだ。すごいよね。
縄文杉は国の指定した天然記念物にもなっているよ。
縄文杉を見るためには山を登らないといけないから、充分に注意してね。
ガイドさんがついてくれるトレッキングツアーもあるから、上手に利用してね。

屋久島が美しい景色と世界中を探してもほかには見つからないような珍しい気候を持っていることから、世界自然遺産に登録されたってことがわかったかな?
世界自然遺産に登録されたことで、屋久島は世界中のみんなにその素晴らしさを知ってもらうことができたんだ。
でもそれと同時に、たくさんの人が屋久島に来るようになったことで、自然破壊が進んでいるとも言われているんだよ。
観光に来る人たちのために、自然の道を整えて綺麗な道路や宿泊施設を作ったり、観光に来た人たちが落としていったゴミで山が汚れてしまったり、いろいろな問題が起こっているんだ。
せっかくの美しい自然を大事にするためにも、訪れる人たちのマナーは重要だよね。
持ち込んだゴミはきちんと自分で持ち帰るようにしたり、屋久島の植物を勝手に取っていったりしないといったルールを、みんなで守っていきたいね。